我が家の楽園の作品情報・感想・評価

「我が家の楽園」に投稿された感想・評価

主役のお父さんの人生観、好きだなー、ハーモニカでも吹こうかなー、そんな映画
Marrison

Marrisonの感想・評価

3.0
元プア・リッチなう、の立場にいた監督による小ずるいルサンチマン利用劇、かな。笑える場面が四、五ヶ所あった。六ヶ所以上はたぶんなかった。
「金よりも自由を」と言い張りつづける“我が家“の者たちはいったい食費をどうやって稼いでるの? なぜ偉そうに黒人夫婦にばっか給仕させるの? さまざまな「自由」を得よう守ろう(例・火薬をいっぱい作りたい)と思うんであればなおさら金は必要でしょうに、そこんとこシナリオが粗い。言いたくないけどこの映画だって私はチケット代払って観てるしね。
資本家カービーが態度軟化した経緯も、う~ん強引(←ハーモニカの使い方も期待を上回らず)。

息子トニー役のジェームズ・スチュアートが最適な動きに徹してくれてて全瞬間完璧に美しくて機微の出し方も巧く好感度高すぎる、そのおかげで最後まで映画が安定してただけ。最大貢献イケメンへのルサンチマン(彼をいじめすぎてる)まで感じさせちゃう、斜めな映画。そういうのがいいって人もいるだろうけど。
カービー役のエドワード・アーノルドの良さがジェームズに次ぐ。恰幅の良さと演技の意外な繊細さの、すばらしい衝突。線香花火的な。
アリス役のジーン・アーサーは「美しくて活き活きしてた」という以外印象に残らず。その父、かなりどうでもいい(←脚本・演出・演技のどれが悪いのか、映画館出ちゃったらもう判然とせず)。 
のん

のんの感想・評価

2.5

フランク・キャプラの人情喜劇にこの点数つけてしまうのは申し訳ない気もするけれど、個人の好みなので。

ストーリーは、愛し合うアリスとトニーの2人と彼らの家族の話。

アリスの家族は自由奔放でみんながそれぞれ好きなことを好きなようにやり、友人を大切にし、貧しくとも豊か。一方、トニーの家族は上流社会でビジネス第一主義的。


この2つの家族が心を通わせてゆくラストはやはり良いし、アリスの祖父(彼が主役かも?)の姿に「経済とシステム」への批判を反映させてる心意気もわかる気がするのだけれど、何せ、アリスの家族の「自由さ」がそれぞれ余興的過ぎてなんというか…無神経で無知な人間に見えてしまって感動には遠かった。
nagashing

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4.0
無自覚無頓着であることを免罪符にくりだされるガバメントの否定や革命の煽動、そしてその総決算たる花火の大暴発にいたるまでひたすらアナーキー。富と幸福をめぐる図式的な二項対立の乱暴さなどどうでもよくなってくる。競争社会のメタファーとしてのエレベーターの昇降、葛藤のレベルが段階的に引き上がっていくエドワード・アーノルドの表情の変遷がすばらしく、完全に彼が主役。文鎮と化している猫と有能すぎるカラスのコンビから粋な判事にいたるまで、端役の存在感がきわだつことによる「楽園」感がすごい。
賑やかで楽しい映画でした。1日早い晩餐会からの拘置所、夜間裁判の流れは見ものです!
グランパの人が良かった。
若いジェームス・ステュアートはマッチ棒みたいに細い。
LaserCats

LaserCatsの感想・評価

3.8
フランク・キャプラってほんと素敵なエンディングに持ってくよな~と思った。
abdm

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2.5
フランクキャプラの映画って大体は意地悪なこれぞ資本主義の悪い面!って奴が出てくるけど、全てが小さくてメガネかけてて太った白人老人。で主人公が顔が長い奴。
今作はお馴染みの大切なことはもらうことではなく与えることであるといったとりあえず今の日本(少なくとも自分の周り)ではまずないであろうユートピア世界。
猫がかわいい。
フランクキャプラには自分の中でビリーワイルダーに並ぶ安定感がある。

ただ社長、最後改心したみたいな演出だったけどそこまで悪い人間だったか?
まあハリウッドらしいといえばらしい
Ricola

Ricolaの感想・評価

4.0
軍需工場の社長を父に持つ副社長のトニー(ジェームズ・スチュワート)は、秘書のアリス(ジーン・アーサー)と恋仲にあり仕事はそっちのけだった。

彼女と結婚したいと望んだトニーは彼女の家を訪ねたらなんと、彼女の祖父は社長が買収しようとしている土地の一部に住む一人だった。

原題の"You can't take it with you"がまさにこの映画から学べる教訓的な感じ。

キャプラらしくアメリカ理想主義とキリスト教精神が満載で、そういうところが好き。

そしてコメディ要素がかなり強いのだが、登場人物のキャラクターがぶっ飛んでいる。笑いが止まらない。

アリスの祖父の会社(?)ではみんな好きなことをして生きている。

地位や名声や富のためにせかせかと働く人々とは真逆。

そればかりを求めてしまって、人間として本当に大切なものを失ってしまっている人々みんなに呼びかけているように感じた。
素晴らしき哉、人生!→スミス都へ行く→今作
と意図せず遡って視聴しているけど、素晴らしき哉、人生!はこの作品があってこそ生まれたのだろうと思える場面が多かった。
ポピンズ、役柄としては銀行でバンダーホフがブレイクリーと顔を合わせるきっかけぐらいの役割なので影は薄いんだけど、あのおっさんの笑顔が可愛い。
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