ウシュアイア

トンマッコルへようこそのウシュアイアのレビュー・感想・評価

トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)
3.6
[あらすじ]
1950年代の韓国で、米国空軍のパイロット、スミス(スティーブ・テシュラー)の飛行機がトンマッコルの村の近郊で墜落した。村人たちの手厚い手当てを受けていると、そこに韓国人兵士のピョ(シン・ハギュン)らがやって来る。するとまたそこに村の少女ヘイル(カン・ヘジョン)に案内された人民軍の兵士リ(チョン・ジェヨン)らが現れる。敵対する兵士たちが鉢合わせとなり、その場は一触即発の危機に陥る。


朝鮮戦争の最中に、のどかな山奥の村で、米軍、北軍、南軍が鉢合わせになり、敵同士であった者たちが次第に打ち解けていき、最終的に戦火から村を守るために協力しあうようになるというストーリーで、なかなか感動的。

近代以降、内戦というものを経験したことのない日本にとっては、国内が内戦になるということにピンとこないが、こうした作品を通じて、内戦というものがいかに悲しいものかということがよくわかる。

映像は村で暴れるイノシシがいかにも作り物のCGだとわかる粗さはあるが、韓国の自然あふれる山の中の映像は圧巻。
久石譲の音楽もファンタスティック!
(2011年5月 DVDレンタル)
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