まりぃくりすてぃ

愛を乞うひとのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

愛を乞うひと(1998年製作の映画)
2.9
喫煙中にキレた原田美枝子が、「それはやらないで。やらないで」という私の願いを無視し、火のついた煙草を子供の手に押しつけた。
次のシーンで、アイロンがけ中にキレた美枝子が、子供のほっぺたに当然そのアイロンを押し当てるのかと思ったら、さすがにマズイと思ったのか怒鳴って殴りかかるだけで終わった。
無意味な過剰暴力を私たち善良なオドオドの観客にひたすら見せつけたいだけの超ゲテモノ見世物映画なんだから、顔を焦がすところまでやっちゃえばよかったのに。

確か、子役の一人が美枝子に脊髄蹴られて入院しちゃったんだよね。で、スタッフが急遽、顔立ちの似た別の少女を連れてきて、そのまま撮影続行したんだったっけ。寝たきりになったその子役は8年後に自殺したって聞いてるよ。





嘘だけど。(参考/仔猫物語)
(““o””)
それにしても、PTSD必至の子役たちの一生に、俳優としての美枝子はちゃんと責任持ったんでしょうね? 私があの時の子役だったら、一人だけ主演女優賞にありついた美枝子を許したくない。賞金は全部子役たちに与えなね。今からでも。

ところで…………
わが子を殴る蹴るするパーマの美枝子は、常に身長169㎝ぐらいに見えた。
成人の娘と一緒にいる時の淑女役の美枝子は、157㎝ぐらいに見えた。
それだけは素敵に可笑しい。

確か、最後、床屋で美しい美枝子が老いた美枝子の胸倉つかむ予定だったんだけど、当時のCG技術でそこまで出来なかったから、穏やかに会話するだけで終わらせたんだよね。




嘘だけど。