DarkKnightK

卑劣な街のDarkKnightKのレビュー・感想・評価

卑劣な街(2006年製作の映画)
3.0
「ゴロツキではなく、極道の生き方を!」

小さな組を維持するために努力する主人公。直属のボスを鞍替えしたことから運が向いてきたように思えたが、お天道様はまっとうな生き方を許してはくれなかった。ゴロツキではなく、極道でありたいと願い実直に生きる主人公の不器用さが痛々しいまでに心に突き刺さる。初恋の女性を思い続けるあたりにも人の良さが出ていて、尚更に悲しさが増す。友人の映画監督のヤクザ映画製作に協力したりするあたり目新しかったが、ラストはお決まり過ぎたかな。
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