ほーりー

眠れる森の美女のほーりーのレビュー・感想・評価

眠れる森の美女(1959年製作の映画)
4.4
数あるディズニー映画の傑作の中でも、美術面においてこの作品の右に出るものはそうそうないと思う。

シャルル・ペロー原作の童話を映画化した本作は、製作期間6年をかけて作られた正真正銘の超大作(製作費が $6 millionだって。うへー!)である。

中世の絵画を参考にしており、人物や動物は陰影がないベタで塗り、背景は恐ろしいほど精密に描くなど、他のディズニー作品とは一線を画している。

チャイコフスキー作のバレエ曲も勿論素晴らしいけど、何といってもサミー・フェイン作「いつか夢で」がホントに名曲!!
※この方は、他の代表作では「ピーターパン」の「きみも飛べるよ!」や「慕情」の主題歌などが有名。

オーロラとフィリップ王子が踊るシーンでこの曲が流れるだけでもうジーーンとキテシマウ。

そして、この映画を語る上で絶っ対に外せないのが、悪の化身マレフィセントの存在。

ディズニー映画には、今までコワイコワイ女性がたくさん登場しており、古くは「白雪姫」の女王に始まり、「シンデレラ」の継母、クルエラ・ド・ヴィル、アースラ……といる中、やはりその決定版と言えるのはマレフィセントだと思い。

あの登場&退場シーンだけでも凄いもんね。何あれ?かっこよすぎです(そしてあの高笑いした時の顔!)。

オーロラが眠る棘の城へ駆けつけたフィリップがついにマレフィセントと対決する場面は、画といいテンポといい本当に素晴らしい。

■映画 DATA==========================
監督:クライド・ジェロニミほか
脚本: アードマン・ペナーほか
製作:ウォルト・ディズニー/ロイ・O・ディズニー
音楽:ピョートル・チャイコフスキー/ジョージ・ブランズ
撮影:ボブ・ブロートン
公開:1959年1月29日(米)/1960年7月23日(日)