なっすん

アベンジャーズのなっすんのレビュー・感想・評価

アベンジャーズ(2012年製作の映画)
4.1
―軍隊がいる―
   ―こっちはハルクだ―


【あらすじ】
キャプテンアメリカとヒドラの死闘にてシールドの手に渡った四次元キューブ“テッセラクト”を狙い、チタウリとと手を組んだロキがシールドを襲撃。ホークアイや、セルヴィグ博士をマインドコントロールし、四次元キューブを奪われてしまう。
緊急事態と悟ったシールド長官のニック・フューリーは、今こそアベンジャーズ計画を始動すべきと、ブラックウィドウに潜伏中のバナー博士を呼び、キャプテンアメリカとアイアンマンに協力を持ちかける。ロキを拘束した後にソーが合流し、最強チーム“アベンジャーズ”が結成されたかと思いきや、互いにいがみ合い、またロキの作戦により仲違いしてしまう。地球最強にして最悪のチームとなった彼らは、ロキとチタウリの策略を阻止することができるのか――


◆◆◆◆


ワンダヴィジョン・ファルコン&ウィンターソルジャーによるMCU熱の再熱マラソン。

アイアンマン・ハルク・ソー・キャプテンアメリカの単独作品を経て、ついにアベンジャーズらが合流する記念すべき第一作目。インフィニティサーガの終盤と比べて、オリジナル6によるメンバー構成なので戦闘シーンもストーリーもわかりやすい。そして、各々のヒーロー活動やドラマ、葛藤を経て初の顔合わせを果たすので、ビッグ3の持つプライドや思考が入り乱れギクシャクした距離感が感じ取れたり、意外にもトニーとバナーは天才同士仲良くの掛け合ったりとキャラクター性がとてもとても楽しめる。

また、“ソーvsハルク”や、“ブラックウィドウvsホークアイ”など、今後の作品でも一目置かれるヒーロー同士の戦いが、実は今作でも繰り広げられていたり、
インフィニティウォーでロキがサノスに放つ“こっちにはハルクがいる”や“お前は神にはなれない‥‥”なんて有名なセリフの元となったセリフが登場したり、ちょっとした小ネタが沢山見れるのも面白い。
てか、インフィニティウォーでロキが言ったセリフ、アベンジャーズで自分が言われたセリフかい!って思う。
キャプテンがトニーに「スーツを着ろ」と何度も喧嘩腰に発言したあと、緊急事態に陥って本気で「スーツを着ろ!」って言ったり、「若さの秘訣はピラティスか?」「ん?なに?」や「知ってる、オズの魔法使いだ!」なんて時代を股をかけたジョークを交えた会話も楽しみの一つだったりする。

キャプテンアメリカのプリプリなスーツや、自分で頭のアーマーを被るアイアンマン、初期だなあと思うようなコスチュームも多いのが見れるのも醍醐味。

映画は吹き替え派の私ですが、芸能人の起用にはあまり肯定的ではないものの、今作品から参戦する竹中直人さん、宮迫博之さん、米倉涼子さんらは、今ではアベンジャーズの声には欠かせないほど強い印象を植え付けてくれた。
アベンジャーズシリーズで音楽を手掛けたアランシルヴェストリの曲は、本当に耳に残る。
キャプテンアメリカの時もそうだけど、「あっ、アベンジャーズの曲だ」って印象が強い音楽を作ってくれる。
なっすん

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