ロストワールドと同じ舞台であるものの、暗い雰囲気から一転した作品でした。
登場人物も前作のようにバタバタやられるより、少人数のなかから一人ずつやられていく今作のほうが緊迫感が生まれて見てて飽きない。
さらに1や2のマンネリを解消するためのプテラノドンや、ティラノサウルスよりも絶望的に恐ろしいスピノサウルスなど、新しい恐竜を出してくる仕掛けも面白いです。
1のときに子供嫌いだったグラント博士と島へ取り残されたエリックの恐竜オタクコンビや、相棒のビリーなど、憎めないキャラばかりでいい味を出してます。
前作の1や2と違って、今回は救助が目的で島へ訪れるため、エリックと両親が再開時に喜んで抱き合うシーンは音楽も相まって感動的かつ印象的。グラント博士とビリーが再開するときも握手を渋く交わすが、ささやかながら二人が安心した表情もまたいい。