勝ったのは農民だ

E.T.の勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

E.T.(1982年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画好きなのに『E.T.』と『ジョーズ』🦈を観たことがないのは自分の恥部のひとつでした。世代的にどうしても時代を鑑みた上での見方になっちゃいますし、どっちも結末を知ってますから。

特に『E.T.』は自分の母親は褒めていましたが、職場の先輩は「大したことない。」って、周囲の意見が割れていたので、観るのに躊躇していました。

ただ、今年はスピルバーグ監督作品が2本も公開されたので、これを機に見逃していた何本かを観ることにしました。🎬


子供達が主人公で、落ち着くべきところに落ち着く結末なんかは『レディ・プレイヤー・ワン』とも被ります。


ただ観ていてやっぱり、時代を感じました。
E.T.の造形そのものにはそこまで違和感は無かったんですが、宇宙船の安っぽさとか、特に宇宙服みたいな格好で家に突入する組織は、本当に陳腐に感じました。⤵️

あと、自分が大人になったからかもしれませんが、序盤で、子供が冷蔵庫や部屋をぐちゃぐちゃにするくだりは、見ていて気が滅入りました。あの母親にも同情します。


「あぁ、なるほどこうやってあのラストに繋がるのか」っていう納得は出来ました。⤴️

スピルバーグってやっぱりサスペンスを描くのが上手いですね。こういうファミリー向け映画でも…。
E.T.が初めて姿を表すくだりとか、普通にゾクゾクしました。


スコアは少し低めにしましたが、映画公開リアルタイムで観ていたら、もう少し高くしたかもしれません。
楽しい一本ではあります。