田舎で妻と幸せに暮らす男。
ところが、都会から来た女に誘惑され、妻を殺そうと考える…。
夭折したドイツ人の映画作家ムルナウがハリウッドで撮った映画史上最も美しい無声映画。
この映像美は他の映画じゃなかなか味わうことが出来ない。
心理描写が素晴らしく、これがサイレント映画か?と思うほどである。
それは、登場人物の表情が素晴らしい等々もあるのだろうが、映像の使い方が上手い為、心に残るシーンが多くそれが傑作を傑作たらしめる理由であろう。
またサスペンス的な要素や、ラブコメ、ラブロマンス、もう色んな要素が散りばめられていて、見る側を全く飽きさせない。
ストーリー自体は、都会から来た女に誘惑され、妻を殺しかけた田舎の真面目な夫が、都会に逃げた妻を追って夫婦の絆を取り戻す。
取り敢えずリア充爆発しろ。
いろんな意味で夫婦愛に溺れまくり。
すごく微笑ましい。
爆ぜろ。
とにかく映像の1シーン1シーンが美しいので、それだけでも見る価値がある作品である。
想像力も付くし”声”に疲れたら、サイレントでも観よう。