クリスマスの朝目覚めると、別れたはずの恋人と結婚したことになっていて、子どもまでいた!そんな奇天烈な状況に置かれた男のお話。
人生は選択の連続で、どこかで別の選択をしていれば全く違う人生を歩んでいたのかも知れない。誰もが一度は考えたことがあろう、そんな空想がこの映画のテーマだと思う。
よくある話なら、主人公が過去の選択を後悔していて、その選択をやり直すために過去に戻る(山ピーのプロポーズ大作戦みたいに)。ただこの映画の主人公は、ウォール街でも成功を収めている人物で、過去にした選択にそこまで後悔はなさそうな雰囲気だった。望んでもないのに、急に別の人生に連れていかれて、さぞビックリしたことだろう(笑)
ウォール街で成功する人生も、別れた恋人と結婚する人生も、それぞれよいところがあって、どちらがよいのかなんてのは、その人生を歩んでみないとわからない。だから後悔のないように、自分の心に正直に生きなさい、というのがこの映画のいいたいことなんだろうか?
ただ、この映画の主人公は後悔はしてなかったと思うので、そこのところがイマイチよくわからない。なので、スコアはそこまであがらなかった。
追記:別れた恋人役のティア・レオーニがよかった。ジュラシックパーク3の過保護でムカつくおばさんと同一人物とは思えない!