【やるときゃやる。侍であれ】
[あらすじ]ネット版
井口清兵衛(真田広之)は幕末の庄内、海坂藩の平侍。妻を病気で亡くし、2人の娘と老母の3人を養っている。生活は苦しく、下城の太鼓が鳴るとすぐに帰宅し、家事と内職に励む毎日。そんな清兵衛を同僚たちは「たそがれ清兵衛」と陰で呼んでいた。そんなある日、清兵衛は、嫁ぎ先から離縁したばかりの幼馴染み・朋江(宮沢りえ)と再会する。彼は貧しさに負い目を感じて朋江との縁談を断った過去があった。しかし、藩命を受けたことをきっかけに、ある決断を下す。
[レビュー]
ハリさんと同時鑑賞🥳巨匠山田洋次監督作品でいってみよう😆お互い『武士の一分』は鑑賞しているので、時代劇三部作2作目になります✨
いきなり現実的な描写。認知症の親の介護問題。時代は変わってもあったんですよね💦妻もいないということで、清兵衛が娘二人と共に看病しているんでしょうね。
『武士の一分』でも思いましたが原作者の藤沢 周平さんはこの時代だからこその恋愛模様を描かれるのがお上手ですね。本当にありそうに思います(山田監督が脚色している所もあるでしょうが)
本作でいうと、朋江へのほのかな恋心。この距離感がとても絶妙でして。幼馴染って昔から一緒にいるから、なかなか恋に発展しないのは、昔も今も同じですよね。清兵衛が誠実なのも、好感持てます。本当に真面目一辺倒です。
清兵衛にはもう一つの顔がありました。侍であること。普段は事務的なお仕事しかしていませんが、いざとなるとデキる漢になる。そのギャップがたまらなかったです🤤(←こういう時ぐらいしか使わない絵文字)
主演の真田広之さんなんですけど、アイドルっぽい活躍をされていた『里見八犬伝』から知ってますので、随分と渋いオジサン"イケオジ"になられたんだなぁ、感慨深いなぁ…あのくたびれ具合とか最高じゃないですか、生活感ありすぎるというか。シーンは少ないながらに安定の殺陣でしたね🤗JAC仕込み✨宮沢りえさんの儚い感じとか、よかったです😌
流石、アカデミー外国語映画賞にノミネートされて、注目されただけあります。決して派手な作品ではありませんが、時代劇はアクションだけではないというのを魅せてくれる、山田洋次時代劇三部作なのでした✨
これはハリさん、山田洋次✕永瀬正敏も気になりませんかねぇ🧐