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幽霊と未亡人のkのレビュー・感想・評価

幽霊と未亡人(1947年製作の映画)
4.0
まだレビューにはあげていませんが、「クレオパトラ」でのシーザー役のレックス・ハリソンが良かったので、レックス・ハリソン✖️マンキーウィッツでもう一本。

夫人が事故物件にやってきてからのホラー演出のくだりはなかなかにオーソドックス。ホラーチックな作品じゃないからもちろんだけど。グレッグ船長の登場シーンは毎度毎度かっこよさを伴ってますね。

脚本畑のマンキーウィッツですが、本作は監督のみ。脚本は「わが谷は緑なりき」のフィリップ・ダン。原作はありますが、なかなか良いお話。

マンキーウィッツが監督脚本を兼ねた「クレオパトラ」は、結構会話劇がメイン。本作も登場人物たちのセリフ回しの滑稽さが肝でした。グレッグ船長と夫人の会話、グレッグ船長と船長が見えていない人間たちとの会話、これは現在でもよく見る滑稽なシーンです。まぁ恐らく、マンキーウィッツも脚本噛んでるでしょうね。

中盤の別れだったり、ラストだったりレックス・ハリソンはやっぱりいいなぁ、と感じる反面、やっぱり喋らせすぎなのかなぁ、とも。

でも会話の中にうまいこと時間の経過だったりを示すワードが織り交ぜられているのはお見事。あとは、アンナの看板だったり。

そしてラストの夫人がマーサに声をかけて、、、、。ここはグッときちゃったなぁ。うん、総じて素晴らしい!
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