カミワザ

レッド・バロンのカミワザのレビュー・感想・評価

レッド・バロン(2008年製作の映画)
3.4
ドイツ制作の『THE RED BARON』

ドイツ空軍、真っ赤な機体で空を駆る”レッドバロン”と呼ばれた英雄
マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの半生を描いたドラマ。

この手の売りである、戦闘機の空中戦に若干物足りなさを感じるかもしれませんが、その分ヒューマンストーリーは濃厚。
エンターテェイメントに振るだけではなく、戦争の過酷さもきっちり表現されているのは良いと感じます。
ただ、ここの描写は必要では?と思う程、シーンがバシバシ飛ばされてしまうのはなんか勿体なかったなぁー

やっぱり見せ場は複葉機が飛び交う空中戦。ヨーロッパの騎士道精神に基づく闘いが熱い。
オープニングで追悼の花輪を贈るシーンなんかは、心の中で「くーっ!」って叫んですまいます。

となると、もう少しこの空中戦が多ければなーといった贅沢な欲求にちょっぴり消化不良の本作でもありました。
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