ドイツ制作の『THE RED BARON』
ドイツ空軍、真っ赤な機体で空を駆る”レッドバロン”と呼ばれた英雄
マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの半生を描いたドラマ。
この手の売りである、戦闘機の空中戦に若干物足りなさを感じるかもしれませんが、その分ヒューマンストーリーは濃厚。
エンターテェイメントに振るだけではなく、戦争の過酷さもきっちり表現されているのは良いと感じます。
ただ、ここの描写は必要では?と思う程、シーンがバシバシ飛ばされてしまうのはなんか勿体なかったなぁー
やっぱり見せ場は複葉機が飛び交う空中戦。ヨーロッパの騎士道精神に基づく闘いが熱い。
オープニングで追悼の花輪を贈るシーンなんかは、心の中で「くーっ!」って叫んですまいます。
となると、もう少しこの空中戦が多ければなーといった贅沢な欲求にちょっぴり消化不良の本作でもありました。