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DOG×POLICE 純白の絆のとしのレビュー・感想・評価

DOG×POLICE 純白の絆(2011年製作の映画)
3.0
警備犬と若き警察官をモチーフとした、アクションサスペンス映画ですね。

連続爆破テロが発生。現場を整理していた若き警察官・早川勇作は、野次馬の中に不審者を発見し、単独で追い、逮捕する。その際、通行人を巻き込み、成り行きで通行人を送り届け…犬の出産に立ち会う羽目になる早川。その時 早川は、息をせずに生まれた白い子犬を救うのだった。その後、早川が逮捕した人物はただの麻薬の売人である事が判明。早川には警視庁警備部警備第二課装備第四係(通称・犬屋)に転属の命が下る。刑事希望だった早川は腐り、やる気を失うが…早川のバディとなった犬は、あの時 早川が救った白い犬であった!白い犬…シロとの訓練の中、やる気を取り戻した早川は、連続爆破犯人を捕らえるべく、捜査に奮闘する!という内容です。

前半は無差別爆破テロにより、期待感が高まるのですが…どうしても主人公である早川の行動に納得がいかなくて、ねぇ。元々刑事希望だったのに犬屋に配属になって腐るのですが、それというのも「これまでも全て単独で捜査している、それは仲間を信用していないのか…そんな人間は組織に必要無い、捜査の邪魔になるだけだ」と上司にハッキリ言われるんですよ。なのに、途中でやっぱり単独で捜査して、結局犯人は取り逃がし、警備犬は怪我をして。犬屋は信頼を失い、大変な事態になるのに…更にラストも、やっぱり単独捜査しちゃうというね。警察、向いて無いよとしか言いようが無いんですよー。うーむ。大体、あれだけ勝手に行動して犯人取り逃がしたら、懲戒免職でしょ、普通!

爆弾を発見し、残り時間が無いからと爆弾を小脇に抱えて走り出す早川。頭、大丈夫?絶対爆発するから、それ!

バディ犬のシロも、アルビノ種だから他の犬より体力が無くて大事な捜査は任せられない…とか言われてたのに、途中で「シロの母親は嗅覚に優れた犬で、シロもその血を受け継いでいる」とか後出し設定は出るわ、ラスト付近は元気に延々と走り回っているわ。何処が体力無いんだ…。あ、でもラスト付近で早川と一緒に犯人を追うシーン、早川は兎も角、シロも全く犯人に追いつかないから…やっぱり体力無いのかも(笑)!

連続爆破犯、何故かアジトではブリーフ1枚。誰得な設定なの?!そんな姿をさせるなら、犯人は綺麗なお姉さんにしてよ!

あとは、ラストのツッコミを少々。行間、開けて書きますー。















犯人を追って、早川とシロは地下鉄の線路の奥へ。駅と駅の間にある工事地区みたいな所まで追い詰めますが、早川の単独行動のせいで、犯人は死んじゃうんですよね。しかも、ガンガン辺り爆発してるのに、駅の人達は全く気付いて無いというね…。崩れてきた鉄骨の下敷きになり、死を覚悟する早川。犯人が残した爆弾も、あと6分程で爆発です。そこから、シロが仲間を呼びに行くのですが…仲間が早川の元に辿り着いた時、爆発まであと1分…って、時間の流れ、おかしくない?!それとも、駅のすぐそばの話だったの?誰も他の警官、犯人がそっちに逃げた事に気付いて無かったってのもおかしいし、さぁ…。

早川と仲間が脱出寸前、爆弾が爆発。仲間を庇う早川。辺りが炎に包まれる!画面一杯、炎ですよ!…で、病院に搬送された早川…髪の毛すら、焼けてねぇ!何故?!ホワーイ??

病院にいる早川に、仲間が見舞にくる感動のシーン。…って、シロは病院に入れちゃダメだろ!!
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