RRR

ゴッドファーザーPART IIのRRRのネタバレレビュー・内容・結末

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ゴッドファーザー、父ビトーと息子マイケルを交錯させながら物語は進みます。

マフィアの一大勢力であるコルレオーネファミリーを築き上げたビトーと、対極的にファミリーを崩壊に追い込むマイケル。

父亡き後ファミリーを強固なものにするため、冷酷的に判断を下すマイケルだが、父と決定的に違うのはファミリーへの愛情か…
責任感の人一倍強いであろうマイケルは苦悩するが、周りから人はどんどんいなくなってしまう…
何とも切ない物語。

(全員最高に渋くて演技が上手いのですが、若きビトーを演じるロバート・デ・ニーロが役に溶け込みすぎてて最高でした。)

以下備忘として引用
ーーーーーーーーーーー
ゴッドファーザー パート2 あらすじ

ビトー・コルレオーネの歴史

1901年、シチリアのコルレーネ村。9歳のビトーは、村のボス、ドン・チッチオに家族を皆殺しにされる。なんとか逃げ延びたビトーはたった1人で移民としてニューヨークに渡り、施設で育つ。

1917年、成長したビトー(ロバート・デ・ニーロ)は結婚し、長男のソニーも生まれていた。リトル・イタリーの食品店で働き慎ましく暮らしていたが、マフィアのファヌッチによって職を奪われてしまう。その頃知り合ったクレメンザに誘われ空き巣の手伝いをし、テッシオを加えた3人で犯罪(窃盗)を生業とするようになる。

ファヌッチはそんな3人に高額なみかじめ料を要求してくる。ビトーはクレメンザとテッシオにこの問題の解決は自分に任せて欲しいと言う。街中が祭りで賑わう中、ビトーは一旦ファヌッチに要求額よりかなり少ないお金を渡し服従するふりをする。その後ファヌッチのアパートで彼を待ち伏せ、帰って来たファヌッチを撃ち殺す。自宅前に帰ったビトーは生まれたばかりのマイケルを抱きあげ“父さんは愛しているよ”と優しい父の顔に戻る。

ビトーはこの地域で一目置かれる存在となり、人々の相談役となっていく。クレメンザとテッシオもビトーをボスと認め、彼の経営する“ジェンコ貿易会社”で彼の右腕となって働くようになる。ゴッドファーザーの誕生である。

アメリカで成功を収めたビトーは妻と4人の子供(ソニー、フレド、マイケル、コニー)を連れて故郷のコルレオーネ村へ帰省する。地元マフィアのトマシーノに仲介してもらい、ドン・チッチオを訪ねたビトーは彼の腹をナイフで切り裂き、24年前家族を皆殺しにされた復讐を果たす。

マイケル・コルレオーネの現在

父であるビトー・コルレオーネからファミリーを受け継ぎドンとなったマイケル(アル・パチーノ)は、ニューヨークからネバダへ拠点を移していた。彼の権力は強大なものになっており、盛大なパーティーが自宅の敷地内で行われていた。

パーティーには現在ニューヨークの縄張りを守っているフランクも来ていた。彼は最近地元で幅を利かせているロサト兄弟と対立していた。ロサト兄弟のバックにはマイアミのロスという大物がついており、ロスと手を組もうとしていたマイケルはフランクに問題を起こさないよう告げる。しかし、昔気質のマフィアであるフランクにはビジネスを優先させるマイケルのやり方が理解できない。

その晩、マイケルは寝室で窓の外から襲撃を受ける。妻のケイもマイケル自身も無事だったが、危惧していた事態が起こり、マイケルはドンの仕事を唯一信用できる義兄弟のトムに任せマイアミのロスのもとへ行く。

ユダヤ系のロスは亡くなった父のビトーと同年代のボスであり、老いて健康状態も良くなかったが政財界や裏社会への影響力は強大だ。マイケルはロスとの協力関係を強調し、襲撃の首謀者はフランクだと告げる。2人はフランクを消すことで合意する。

マイケルはフランクを訪ね“自分を殺そうとしたのはロスだ”と告げる。そしてロサト兄弟と話をまとめロスを信用させてくれと頼む。

マイケルの依頼を受けフランクはロサト兄弟と会うが、そこで殺されかける。偶然警察に発見されたフランクはマイケルが裏切ったのだと思い込むが、これはロスの罠だった。

一方、マイケルはキューバにいた。1958年当時のキューバは政府と反政府ゲリラが激しく対立していた。このキューバで金儲けを企むアメリカの実業家やマフィアたちを仕切っているのがロスだった。ロスは自分の誕生日会に集まった人たちにハバナでの事業はマイケルに譲ると言う。しかし、その裏で大統領への賄賂としてマイケルに200万ドルを用意させていた。その金をフレドがキューバまで運んでくる。

キューバでの何気ない会話の中でマイケルはフレドがロスと繋がっていたことを確信する。そして、自分の命を狙うロスには金の代わりに殺し屋を仕向ける。

しかし、新年を祝う席でキューバ政府は反政府ゲリラへ敗北宣言をし、国内は大混乱に陥る。そのせいでロスの暗殺も失敗に終わり、マイケルを恐れたフレドは1人で逃げていく。

何とかネバダまで帰ったマイケルは、トムからロス暗殺の失敗とフレドがニューヨークへ逃げたこと、さらにケイが流産したことまで聞かされる。

ロスの策略により、マイケルは上院委員会から告発される。マイケルの表向きの肩書きは実業家であり、ゴッドファーザーとしての顔やその犯罪行為については一切公にされていなかった。しかし、FBIに保護されているフランクが公聴会で証言すればマイケルは窮地に立たされることになる。

マイケルは実の兄であるフレドとの縁を切り、側近のネリにいずれフレドを始末することをほのめかす。

公聴会でフランクが証言する日、マイケルはシチリアからフランクの兄を呼び寄せ無言の圧力をかける。自分が証言したらどうなるか、全てを察したフランクは“何も知らない”と嘘をつく。

強引な手段でのし上がっていくマイケルから、ケイの心は完全に離れていた。ケイは子供を連れて出て行くと言い出し、さらに流産も実は堕胎であったと告白する。妻の裏切りに激怒したマイケルは、子供を奪いケイだけを追い出す。

そんな中、ついにマイケルの母が他界する。葬儀には夫を殺したマイケルに反抗してきた妹のコニーとフレドも来ており、コニーの計らいでマイケルはフレドが帰ってくることを許す。しかし、フレドを抱きしめるマイケルは冷酷な顔でネリを見つめていた。

マイケルは最後の後始末に動き出す。

トムは国から保護されているフランクの面会へ行き、家族を守るためには自殺するしかないことを伝える。そしてフランクは風呂場で手首を切って自殺する。

ファミリーの幹部であるロッコは空港でマスコミを装いロスに近づき彼を射殺する。しかし、ロッコもその場で警察によって射殺される。

そして、マイケルの許しを得たと安心していたフレドはマイケルの自宅前の湖でボートに乗って釣りをしている最中、ネリによって射殺される。ボートハウスでその銃声を聞いたマイケルは、一人きりの静寂の中、父の誕生日に兄弟たちと集まった賑やかな日々を思い出していた。

引用:MIHOシネマ | 映画のネタバレあらすじと感想
RRR

RRR