ゴッドファーザーシリーズ第２章。父親の後を継ぎ、コルレオーネ一族のドンとなったマイケルの隆盛と苦悩を、父・ヴィトーの若かりしころの様子と共に描く。
個人的には１のほうが好きだった。やはり１でヴィトーを演じたマーロン・ブランドの存在感が圧倒的だったからかも知れない。
パート２のストーリーはけっこう複雑で、１よりもさらに難解。あとからまとめサイトを読んでなるほどと納得することが多かった。上映時間の長さも相まって、１度みただけで全てを理解するのは難しいだろうなと思った。途中休憩のある映画は『きっと、うまくいく』以来、人生２作品目。
そんな中でも好きだったのは、父親のヴィトーパートの物語。家族を亡くした少年が、どのようにして街のドンにまで成り上がったのか。どんどんと周りの信頼を集めて成功していくのが、みていて面白かった。
一方、マイケルパートは父親のサクセスぶりとは対照的だった。ビジネスとしては、父親よりも成功を収めたマイケルも、"幸福度"でいえばどうだったのか。巨大ファミリーのドンとして成功していく裏で、マイケルがドンとして抱える苦悩にどう決着をつけるかも見所だった。
ストーリーの難解さもあって、１作目よりはスコアが低くなったが、それでも見ごたえのある作品であることは確かだと思う。大型連休などにゆっくり腰を据えて鑑賞することをおすすめしたい。
