金ロー観ましたねとバレバレのタイミングでレビュー。
もちろん初見ではなく何度目だかわからないけど。
これぞ、優しい世界系映画の代表作と言っても良い映画かと。
緑鮮やかな昭和の背景の美しさ、
生き生きと動く人物やトトロたち、
そのジブリクオリティは言わずもがな。
物語も安定感がある。
安定感のもととなっているのは
子どもたちの周囲の大人や、オバケ（？！）も、
子どもを一人の存在として尊重しつつ、
必要な時はしっかり庇護するという
「安心な世界」だからかなと思う。
主人公の周囲の大人が「ちゃんと大人」なのだ。
同時に本作の子どもたちも「ちゃんと子ども」で安心感がある。
風の谷のあの人や神隠しにあうあの子などは
自分のなすべきことをわきまえ過ぎた
「選ばれし民」感が強すぎてちょっと私は感情移入できないので。
サツキとメイの普通さに和む。
ただ、
ここに出てくるサツキは、
ほたるの墓のせつことそんなに歳が変わらず(←生まれ年が同じ位の意）
ちょっとの違いでこんなにも違う運命云々いう説を読んで以来
本作をみると何ともひっかかる物が有る。
