ぺっこり180度

犬ヶ島のぺっこり180度のレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
3.8
こまどりアニメー!好きー!!
実写以上に絵が、頭の中にしっかり出来上がっていないことには制作できないのではないかと推察。
頭の中にそれがあること自体、制作者の方々に対し尊敬しかないし、頭の中にあるそれを人形こまどりして作り上げようとか狂気の沙汰としか思えない(褒めてる)。
それが作品として世に出されていること自体に尊敬の念を抱かずにおられない。

本作もすごい熱量を感じる。

外国の人が描くヘンテコ日本という側面はありつつ、
監督独特の美的センスにより描かれる舞台はスタイリッシュで、しかもインタビュー等で監督が日本の文化にリスペクトを抱いている様子も感じられるため、嫌な感じはせず。

ただ、声優さんの喋り方は、私が日本人でなければ感じないであろう違和感もあり、なんか勿体ない。(嫌いじゃないけどノイズにはなる)

とはいえいかにもクロサワな音楽を感じたり、「わさびネタの上に乗せるなよ!」というツッコミを入れられたりとか、日本に詳しい人間にしかできない楽しみもたくさんできた。