あっくん

イン・アメリカ/三つの小さな願いごとのあっくんのレビュー・感想・評価

4.7
以前から観たかった作品がディズニー+で鑑賞🎶

📹あらすじ
1980年代、若い夫婦ジョニーとサラは、2人の娘を連れてアイルランドから夢を抱いてニューヨークへと渡り、一家はボロボロのアパートで新生活をスタートさせるが、そこには貧困という厳しい現実が待っていた。
俳優を目指すジョニーは、なかなかチャンスに恵まれず、夜間タクシー運転手の仕事へ。サラもアイス屋のウェイトレスをして僅かなお金を稼ぎ、何とかやりくりするギリギリな日々…。
幼い息子(兄弟)フランキーを失った悲しみを引きずり、今も癒えない心の傷を負う家族に出来事が…。
それは母の妊娠と同じアパートに住む画家マテオとの出会いだった…。
 
📹感想
素晴らしいお話でした✨✨(*´艸`*)
温かい家族愛の強さと素敵な出会いの反面、貧困というシビアなリアルと死と向き合わ無ければならない悲しみ…。
陽と陰の内容が混ざりあったバランスが丁度良かったと思います🎶(*'ω'*)
そしてタイトルにもあった3つの願い事というファンタジー効果もちょっとしたスパイスに🎶
そして“E・T”の人形がキーアイテムです✨

特に一人一人の死に対しての向き合い方には考えさせられます…。(゜-゜)
死の向き合い方に対しては誰もが凄く難しい事…。
でも重要なのは過去ではなく現実だということ‼️
そして今を生きる家族の為に現実を受け止めて前へ進む事の大切さ‼️
希望と再生、小さな奇跡の様な温かな物語です…。

📹キャラクター
不器用だけど優しさと家族愛溢れる父親と母親は、過去と現実と辛くも哀しくも向き合っていく姿が引き込まれます💦

しっかり者の姉、無邪気な妹は現在の生活を楽しみながらも、3つの願い事を両親の為に凄く考えながら願う姿、死に対しても子供達なりの向き合い方で前へ進む姿、もはやピュアな天使か‼️(>ω<)
(妹の吹き替えがルーニーテューンズのトゥイーティー(こおろぎさとみさん)で更に天使✨)

そして本作の重要キャラクターの画家マテオが特に印象的✨✨(*゚∀゚)
辛い現実に立ち向かいながらも、近寄り難い強面と温かな優しさのギャップ、家族に対してまるで一筋の光の様な存在感が素晴らしい✨✨
(ただ、マテオの過去とかの詳細や描写がほりさげていなかったのが残念💦素敵なキャラクターだったので知りたかった💦)

📹挿入歌
本作で長女のクリスティが歌う70年代曲の名神曲、Eaglesの“desperate(デスパレート・ならず者)”が印象的‼️

以下和訳歌詞の一部です🎶

ならず者よ、そろそろ目を覚ましたらどうかな❓
君はいつまでもずっと外のフェンス(自分の殻)の上で座り込んだままだね…
君は本当に頑固者だよ…でも君なりにその理由があるんだろう❓
悪気なく良かれと思っている事が、時に傷つけることもあるんだよね…

ダイヤのクイーン(金)は引いちゃダメだよ
いざとなったら彼女は君を裏切ってしまう…
君は分かってるはずだ…ハートのクイーン(愛)がいつだって一番だということを…

君にとって大事な物は、テーブルの上に広がっているように見えるけど…
君は手に入れられない物しか欲しがらないんだ…
             以上

…世代を超えた美しい名曲です✨✨(≧∇≦)b
聴いていると心が浄化された様な気分になります✨
You Tubeで超オススメ🎶

📹キャスト
・監督は半自伝のストーリーで10歳で失くした弟フランキーへ捧げたジム・シェリダン(ドリームハウス、ブラザーズ)。
・脚本も監督の娘さんでナオミ・シェリダンと“奇跡のシンフォニー”の監督だったカーステン・シェリダン。
・本作でアカデミー賞主演女優賞ノミネートの母親サラ役のサマンサ・モートン(マイノリティ・リポート、ファンタスティックビースト1)
・観終わった後に個人的ベスト作品“パレードへようこそ”に出演していたのには驚いた、父親ジョニー役のパディ・コンシダイン(ホット・ファズ俺たちスーパーポリスメン、ボーン・アルティメイタム)
・今回実の姉妹同士で出演した長女クリスティ役のサラ・ボルジャー(スパイダーウィックの謎、ワンス・アポン・ア・タイムのオーロラ姫)とエマ・ボルジャー(ハイジ実写版)
・本作でアカデミー賞助演男優賞ノミネートの画家マテオ役のジャイモン・フンスー(シャザムシリーズ、ブラッド・ダイヤモンド、キャプテン・マーベル)等。
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