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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qのslowのレビュー・感想・評価

2.1
ツンデレの「ツン」のみで構成した
エヴァファンをとことん突き放す
究極のどS作品ッ‼
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これはゆとり世代への叱りなのか?
正解が全く見えない映画。

若者のコミュ症がもたらした
最悪の結果を描いたとも言える。

題名通りに,Questionな回ですが
世界を救うヒーローのつもりが、
傍から見れば,「悪役だった」のは面白い。

ヒーロー映画には
自分の正義を貫く悪役はいるけども
ヒーロー側が信じてた理論が
じつは間違ってた!というのは少ないw

本作では碇シンジ目線なので
なんの説明もなく追い詰められれば
「そりゃそうなるでしょ」と思うし,
正しいことに見えるが、
世界からすれば悪役である。

本来ならばアスカやミサト側の目線で
描くべき内容だったと思うが、
あえて悪役側となった視点で描いたのは
興味深い内容だった。

しかし、戦艦やら白エヴァやら
妹やら黒波やら、ピアノやら将棋やら…

とにかく難解にしようとするエヴァの作風は
やっぱりついていけない。。。(/--)/

正直、特典映像の『巨神兵東京にあらわる』
のほうが百倍面白かった。

本作は「ツン」の台詞ばっかで、
心をグサグサ刺してくる印象でしたが
でも唯一、心に響いた台詞は一つだけある。


「希望は残っているよ、
 どんな時でもね…。」
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