ビターチョコ

ビヨンドのビターチョコのレビュー・感想・評価

ビヨンド(1980年製作の映画)
1.3
ルチオ・フルチ監督の映画。
もちろんホラー映画だ。
「13」じゃなく「1.3点」をつけたい。(今の)私には合わないから。しかしもし10代の夏、暑いなか、TVで暇つぶしで観たなら、
「サイコォー!」
と思ったかもしれない。
でも観たのが5年くらい前で、10代でも20代でもない。

あらすじ(うろ覚え)
若い夫婦が大きな一軒家に引っ越した。すると奇妙なことが起き始める。主人公の若い美人の女性は、怖いのに、たった一人で家の中を探索する。

低評価にしたが、見方を変えれば「すごく」楽しい。イタリア映画だから、(たぶん)イタリアの大人たちが「観客を怖がらせよう!」と撮影現場で工夫をしたことが想像できるから。

この映画は有名で、さらに「名作ホラー」という人がいる。私は同意できないが、世の中いろんな好みの人が実在することが判る…それはとても良いことだと考えるのである。


では余談。
いい脚本の映画が好きだ。展開に引き込まれる映画だ。さらに後味も良くて、観終わったとき「良かったァ」と素直に言える映画だ。

逆に脚本が悪い映画は、「時間を返せ」と思ってしまう映画。で、この映画が(私にとって)悪い映画。

フルチン…じゃなかった、フルチ監督といえば、ホラー映画界の巨匠。ホラー映画というジャンルが好きな私は、ホラー系の本や雑誌で何度も名前を見てきた。でも、フルチ映画をきちんと観たのはこの『ビヨンド』が初めてのはずだ。きちんと鑑賞できた気がした…ので満足した。

<オマケ>
「the beyond trailer 1980」でYouTubeで検索したら、やけに画質が良い予告を観ることができた。ほとんど忘れてる。予告だと面白そうに見える…良い予告編だ。