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ゾンビハーレムのsayaのレビュー・感想・評価

ゾンビハーレム(2009年製作の映画)
3.5
離婚して落ち込んでいる友人を励ますため、女性だらけの町への旅行を仲間たちが計画しますが、町にいる女性たちは全員ゾンビになっていたという物語です。
空気感染するゾンビ化ウイルスというのは攻めた設定なのですが、女性にしか感染しないウイルスなので主人公たちはゾンビにならないということです。
自分もゾンビになる恐怖がゾンビ映画の醍醐味だと思っているので正直物足りなさは感じてしまいました。
他にゾンビ映画として珍しい点を挙げると、ゾンビ同士でも普通に喧嘩を始めることや、ゾンビがみな武器を持っていることです。
ゾンビから武器を奪えば有利になるのに、主人公たちが武器を持ち歩こうとしない展開が多くて釈然としないものがあります。
同じイギリス映画の『ショーン・オブ・ザ・デッド』にもあったゾンビのふりして逃げる展開も、コメディとしては面白いのですがホラーとしては少し萎えますね。
全体的にほのぼのとした雰囲気なのに、本格的なゴア描写をぶっこんでくるセンスは素晴らしかったです。
ゾンビ化した原因は軍の計画によるものらしいのですが、普通に考えれば男性のほうをゾンビにしますよね。
女性がいないと人口が増えないわけですから政府としては嫌がりそうです。
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