Screen7

ショーン・オブ・ザ・デッドのScreen7のレビュー・感想・評価

4.0
15年の時を経て、初の日本劇場公開!映画館のスクリーンで観るとやっぱ違うね〜なんて言ってみたかったけど、本当はゾンビ映画を1人で観る勇気が出なかったから絶好のチャンスでした笑 じわりじわりと町中がゾンビ化していくのでスクリーンの端から端まで観たい映画。でも上映時間100分と割と短めなので、集中力は切れずに最後まで楽しめます◎
どんどん血に染まっていく白シャツがゾンビとのバトルの激しさを表していますね。

なんといってもQueenの名曲『Don't Stop Me Now』に合わせてゾンビをぶっ倒す場面がめちゃめちゃ最高です!『ベイビー・ドライバー』は音楽とアクションの融合が素晴らしかったけど、このシーンがその原点とも言えるのでしょう。

レジ打ちしていても、バスに並んでいても、何故かゾンビに見える現代人の姿が少し風刺的に描かれているのも面白い。イチゴジャムさえグロく見えるし、無駄に怖がらせようとするキャラクターの登場の仕方もイタズラ感あって楽しい!
ただボーッとしてるだけだったのにゾンビの演技が上手いと言われるショーンママだったり、ゾンビ化しても物乞いする男性だったり、笑える要素がふんだんに盛り込まれています。
マーティン・フリーマンの使い方が贅沢!

こういうのを見ていると、"とりあえず紅茶飲もう"、"とりあえずパブ行こう"、っていうのが完全に私の中のイギリス人のイメージになったけど、この認識で合ってるのかな?笑
ショーンは恋人を行きつけのパブに連れて行ってばかりで何に対してもやる気がない無気力な人。彼はダメ男って言われてたけどいざとなったらちゃんとヒーローっぽい一面見せてくれるのに、エドは最初っから最後までダメダメ男なんですよね笑 しかも静かにしないといけないところでまさかの……。危機的状況でも電話に出る焦りのなさがすごい笑
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