バトルサバイバーの作品情報・感想・評価

「バトルサバイバー」に投稿された感想・評価

アイ

アイの感想・評価

2.0
話は普通、映像が残念。
ありがちな内容だけどこういうの嫌いじゃないので良かった。
でも、映像が…(T_T)
予算がないんだろうけど、背景がモロCGだったりカメラワークがかなり激しかったりスピードいじった編集で見づらかったりで。。
音も、動物の咆哮が入ったりなかなか斬新で、ある意味面白かった。。
殴ったり殴られたりの演技が、当たってないのバレバレなのにドカッ!とかすごい音が入るのも気になってしまった…これは仕方ないけど…。
一番ワクワクしたのがラスト、マイケルルーカーが囲まれたところだった、、
予算がたぶんなかったのか
前半は肉弾戦をメインに置き、カメラワークなどをいかして(いかしきれてないけど)派手に見せる努力はしています
ただ、結構いいキャラになりそうなキャラクター達がさらっとやられてしまったりと少々もったいないシーンが見受けられます。
そして後半戦は銃撃に爆発!ド派手とまではいきませんがそれなりに迫力があり、金持ちの悪人は罰せらるなかなかしっかりと王道を踏んだストーリでした。
観てても苦にはならないレベルには仕上がってるのではないでしょうか?
個人的には嫌いではないです
ただ、これをフルプライスで観せられた場合は別です。
たぶんかなり不機嫌になります
「バトルロワイヤル」を彷彿させるサバイバル!
「CUBE」「SAW」に迫るスリル!
「24」に匹敵する分刻みのサスペンス!

DVDパッケージに書かれた煽り文句の数々ですが、どれもが詐欺レベルという珍作アクション!
大してサバイバルもしないし、スリルもサスペンスもへったくれも何も無い!
ついでに言えば分刻みでもない!

主演は、この映画でニューアクションスターとして売り出そうとしたらしい、バス・ルッテン!
元総合格闘家の人で、あまり詳しくないのですがどうやらパンクラスに参加して船木とかと戦っていたみたいですな。
そんなバス・ルッテンが、元空軍パイロット(パッケージにはネイビー・シールズと書かれていたけどそんな設定はどこにも出てきませんでした)役で、気の狂ったお金持ちたちのマンハントゲームに強制参加させられちゃうという、そこらじゅうにありふれたお話であります!
似たような設定のB級映画で、やはり格闘家出身のスティーブ・オースティンが主演したのがありましたけど、あれよりも更に低予算臭がプンプンするC級・・・いや、いっそのことP級ぐらいのボンクラ映画で、まったくもって予想通りのドイヒーな出来栄えに乾杯!

どこかの島に集められた、麻薬刑事やら囚人やらゲリラ兵やら
7人の戦闘スペシャリストたち。
ゲームマスターから説明を受けると、どうやら夜になると銃をもったハンターが追ってくるらしい。
と、ここで一人の選手がゲームマスターに襲い掛かりますが、ひょいとかわされ足を撃たれてしまいます。
そんでもって、すかさず囚人選手が首の骨を折りにいって早くも一人死亡!
というか、ゲームマスターが選手撃っちゃだめでしょう!
まだゲームスタート前だし、これだと意図的なゲームコントロールだと疑われても仕方ないじゃないですか。
案の定、自分の選手が殺されたお金持ちのオッサンは超不機嫌顔ですよ!当然でしょうけれど。
なにせ一人頭2500万ドルを賭けた大勝負です!
お金持ちは世界中から強そうな選手を探し出して、だまして連れてきては島で殺し合いをさせ、自分の選手が生き残ると賭け金を独り占めできるという素晴らしいシステムの遊びに興じているわけです。
ヒマな金持ちほど危険な存在は無いということですな!

まあ、そんな設定の中、バス・ルッテンは麻薬刑事とゲリラ兵女子の3人でチームを組んで生き残ろうとしますよ。
川を見つけてヒャッホーイと水遊びしたり、バス・ルッテンは女子と地べたを転がりながらイチャイチャしたり、これがサバイバルか!と、スタローンやヴァンダムなどのアクション俳優の諸先輩方が思わず怒り出しそうな能天気さ!

基本的に皆さんお強いので、夜になると出没するハンターたちを割と簡単に返り討ちにしちゃったりして、ハンター側の被害が甚大だったりします!
なんせゲームの性質上、ハンターの銃には弾丸制限、それもたった2発という制限が設けられているので、それを撃ち切っちゃったら残るは格闘戦じゃないですか。
そうなるとバス・ルッテンには敵わないというわけですよ。
過去にも何度も開催されているゲームらしいのに、今まで反撃をくらったこと無かったのか?
相手は非武装とはいえ、その道のプロばかりですよ?
この辺りから、ゲームのプレイ側もバカばかりという事実が露呈してきます。

そうこうしているうちに7人いた選手も、棒切れでパコーンと叩かれただけで即死しちゃうのとかもいたりして、残るは3人に。
バス・ルッテンと麻薬刑事は協力しあい、とりあえず脱出するために島にある屋敷へ侵入しようとします。
ところで、お金持ちたちは馬鹿正直に島の屋敷に滞在してゲームを楽しんでいるのですが、ゲームの進行具合は「誰々が死んだから貴方は負けです」みたいに口頭で伝えられるだけというのが謎。主催者もバス・ルッテンを送り込んでいる参加者なので、これじゃイカサマし放題じゃん!アホか!

もう一人の生き残りである凶悪囚人は頭が悪いので、バス・ルッテンたちと戦うことしか思いつきません。
面倒くさいけれど仕方なし!といった感じで囚人を迎え撃つバス・ルッテン!
この映画は本物の格闘家が主演しているわけで、当然ですが格闘アクションがメインです。
でも、その肝心の格闘戦の見せ方がダメダメでありまして、やたらスローやストップモーションを多用して粗を隠しているようにしか見えません。
せっかくの関節技や投げ技が魅力半減で勿体ない!
もっと流れで魅せてくれないと!
それに、バス・ルッテンの強さをもう少し強調しないと、どうにも彼が強そうに見えないのが難点です。
後半の屋敷にカチコミをかけてからはワンマンアーミー的な活躍をするのでまだ良いのですが、前半戦ではいつ死んでもおかしくない感じの、「たんなるお人よし」にしか見えませんでしたよ。

とにかく、はっきり言えば演出がなっていないというか、下手くそなんですな!
冒頭の、迫力のはの字も微塵も無いボートレースからして、「こりゃダメだ」と思わせてしまうスキル不足はマジで深刻!

まあ、バス・ルッテンは役者として頑張っているのが伝わってくるのでそこまで悪くはありません。
オッパイをモミモミするにも照れがなくてOKです。

それから、こんな映画でも発見してしまったマイケル・ルーカーも、プロとしてちゃんとした仕事をしていて、ある意味感動をおぼえましたね!
バス・ルッテンをだまして選手にしてしまう悪玉を演じているんですけど、孤軍奮闘で映画の質を底上げしております!
彼が出演していなかったら、P級どころかY級映画でしたよ、ほんと!
格闘技界の最終兵器が炸裂(パッケージに記載されている怪しげな煽り文句より抜粋)したにしてはショッパイ出来栄えの本作、しかしながら主役として華がないのが致命的なバス・ルッテンもキャラとしては嫌いじゃないし、なによりマイケル・ルーカーの仕事を選ばないプロ根性には敬意を表したいと思います。

盛り上がりも乏しく、めっちゃチープなCGやミニチュアが目につきますが、マイケル・ルーカーが他のお金持ちたちに囲まれるラストだけは最高にイカしていたので、プラス0.5点を献上いたしましょう!
これでオッパイも拝めていればもうプラス0.1点あげたかったところですけどね!
そんな感じで、今まで誰もマークしていなかったような映画だし、観なくてもよいということが伝われば幸いであります。


セルDVDにて