80年代にカナダで製作されたダークな雰囲気が漂う篭城バトル映画。
『カーペンターの要塞警察』に『デトロイト』と低予算ホラー映画を混ぜだような作品。
警察がストを起こして無法地帯となった街でヤバイ自警団がゲイバーを襲撃してしまい、そこから逃げ出した人をアパートの住民が匿ったことから住民VS自警団の篭城戦が繰り広げられていくストーリー。
物語の序盤に自警団がバーを襲撃をしたせいで人が死んでしまい、さらに自警団が証拠隠滅の為にサイレンサーでそこに居た人達を抹殺していくという胸糞で衝撃のシーンがあり、昔の映画だけど今の映画の演出に負けず劣らずな緊張感と怖さが満たされています。
中盤から後半にかけての篭城戦では
『武器が足りない』『目の見えない人がいる』、
そんな圧倒的ハンデにも関わらず、ロケット砲を自作したり、部屋の隠し窓を使ったり、トラップ仕掛けるなどして自警団を迎撃しており、スリル満点のサバイバルが展開されてて面白い。
ラストで分かる事実もホラー映画並の怖さ。
80年代の低予算特有の緊張感が満たされた作品です。