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縞模様のパジャマの少年のryodanのレビュー・感想・評価

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)
3.5
子供染みているけどしっかりと伝わってくるものはありました。これはこれでアリだなと。因果応報ってヤツですね。あくまで子供目線の話だし、ホロコーストの悲惨さは「シンドラーのリスト」で見ればいいわけだから、この設定甘甘な話の中に、ナチスの非道を糾弾しても違う気がします。人は生まれた時から色んなバイアスをはめ込まれて育っていく。大人から環境から様々に。どれだけのバイアスを除いて生きていけるのか。今はそれが試されている気がする。ユダヤ人とナチスも言わばステレオタイプのバイアスな訳だから。だからってナチスのドイツの戦争責任が帳消しになる訳ではない。けど未来を生きる子供達には、そんなバイアスも、いつかなくなれば嬉しいですね。
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