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危険な戯れの10000lyfhのネタバレレビュー・内容・結末

危険な戯れ(1975年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

銀行家の娘が誘拐され父が身代金を支払うも、実は娘も誘拐犯の一味だったという話を骨組みに、父から娘への近親相姦願望と、高級娼館での誘拐した女性たちへの凌辱行為を描いた、ポルノグラフィックエンタメ。男性の性的願望にフォーカスした「意識の流れ」作品だろうが、アート映画の名のもと、性暴力表現や、肯定気味に描いた父親の近親相姦願望、一線を超えている。明瞭ストーリーであれば驚くこともない「誘拐された娘が実は一味だった」という「意外な結末」は、混沌ストーリーのおかげで割と意外で、これはストーリーテリング技術として意外性あり面白い。娘の娼館内での幻惑されモメント、入館男性が上着と鞄をガイドに渡すショットのヴァリエーション反復、父を含むブルジョア男 3人の横並び談義、ラストのカーチェイス、などでの「実験的」カッティングが子供みたいな無邪気さ(悪い意味で)。クラシックのぶつ切り引用(サンプリング的な)や、写真撮影でシャッター音の代わりにシンセ音鳴らしたりするサウンドも同様
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