記録。
ジャケットの悪意。

嬉しいことにここ最近は名作や良作に出会う割合が多いんですよね。そうなってくるとクソ映画を摂取したくなるのは必然なワケです。バランスが大事なんですね。

あの範馬勇次郎も言ってたじゃないですか。「毒も喰らう 栄養も喰らう。両方を共に美味いと感じ血肉に変える度量こそ肝要だ」と。その通りだと思います。

今回のこの『ザ・キャット』。
ふざけてるとしか思えないジャケ写に期待が膨らむじゃありませんか。巨大化したネコちゃんが街を蹂躙しまくる、そんな笑えるおバカパニック映画だと思っちゃうじゃないですか。

…否！

取り憑かれた飼い猫が人を襲うっていうオカルトホラーなんですが、こんなデカいネコなんか出てこないし、内容はそこまでふざけてないんですよ。多分大真面目。もちろん死ぬほどつまんないです。

人が襲われるシーンを具体的に見せてくれないのはこの手の作品として致命的。そんなチラリズムはいらんねん。見せろや。

心底どうでもいいストーリー、虚偽のジャケ写、そしてネコも可愛くない。色々ありますが、真面目にやってオモロないってのが一番救いようが無いポイントでしょうか。

というわけで、とんでもない毒を喰らってしまった…というお話でした。

• #くずかご映画
• #ジャケ写詐欺

　モンスター猫が思ってた以上に小せぇ…！！！！！！！！

　あんこぶつけたろか！

こ　れ　は　ひ　ど　い

法学生の主人公、マリア。今日はなんだか騒がしく、どうやら上の階に住むおじいさんとおばあさんが交霊会のようなものをやっているらしい...。そしてその日から、飼っている猫・アテナの様子がおかしく、近くでは殺人事件が多発し...

猫に悪魔が憑依してしまい、人を襲う…ねこねこオカルトホラー。

ジャケ見私「これ絶対面白いやつだ...」

観終私「猫巨大化しないマジ？(絶望)」

と、こんな感じで猫は巨大化しませんしこんなヘリとか車とか舞台とかワーワーで楽しそうなパニックものには....全く仕上がっておりません！！！

蓋を開けてみればそこには常に画面が暗く淡々としたのっそりローテンポ猫が人襲ってそうホラー(ホラー？)があります。死。

というのも本作、大体夜に物語が進むのでそれなりに画面が暗く、さらには淡々としていてとてもローテンポでかなりねむねむな映画になっています。

一応、主人公のかれぴっぴが浮気しているかも...その間にヌコ様が人殺...！？という展開になっているんですが、とってつけたような男と女の話も死ぬほどどうでもよくて、「そんなんより猫見せろよ」と思いますよね？

ニャーが暴れる描写？殆どが映らず、直接描写もほぼないです。

ニャー自体？あぁ、全然映りません。画面に映るのは男と女と爺さんと婆さんばっかです。あと暗い。

ジャケでは「人喰いペット。」とか言いやがってますが人全然食わんし...
初殺人シーンでは何故か理由もなく巨大化し、車を倒して1人を押しつぶして殺したシーンがありますが、CG使う～とかでもなく、’’猫そのものが映りません’’。
ふざけてんのかってくらい直接描写少なすぎて、肝心な殺人も「あぁ、猫がなんか人殺してるんだろうな～」にしかならないんですよね。本当に終わってる。

終盤でやっと姿を現した巨大化ヌコ様(笑)もお粗末すぎるCGでしたが、最早ここまで来ると絶望すらなく、「終わってくれ終わってくれ...」という感情しかないです。

惨殺死体は悪くなかったし、ラストもまぁそんなに悪くなかったので、
猫かわいい★0.5
ラストと死体★0.5
の合計★2点をあげれますが…。

こんなジャケじゃないにしても、久々に「打撃」を貰った正真正銘の【闇】映画だと思います。

視聴 2024年10月29日

• #ジャケ詐欺注意警報発生中
• #自ら受けに行く拷問