カミワザ

13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティのカミワザのレビュー・感想・評価

4.0
ジェナは、大人の雑誌を見ながら、リッチで気ままなキャリアウーマンに憧れる女の子。
13歳の誕生日、「はやく大人になりたい」と願い翌朝起きると、なんと30歳の自分の姿に。
しかも出版社の編集者として成功している、バリバリのキャリアウーマン。
そんな状況に戸惑いながらも、30代を楽しんじゃおう。といった内容。

ロマコメでありながら、急に13歳の自身が30歳の自分に!?といったちょっとしたタイムリープ要素もある仕掛けが面白い。
姿が変わったといっても、13歳の少女が編集者として仕事をこなしているのはおかしい等、突っ込み要素はあるが、逆にこの単純明快な作りが私にはハマった。

お相手役では、マーク・ラファロが優しい役柄で好演し、ロマンス部分をピシッとしめているのも良い。

そして上手く大人の面影を残すよう寄せてきた子役も見どころ。

特に私の一番のお気に入りが、作中の挿入歌。
80'sから、2000年へ遷り変わる洋楽ナンバーが作品にマッチして実に楽しい。
オープニングのゴーゴーズの「Head Over Heels」や、マイケルの「Thriller」で体が動き出しちゃう程ノリの良いナンバー目白押し。

日本ではこれが劇場公開スルーってのが勿体ない位。若しくは今観るからこそ楽しめたのかな?とも思えた、80's世代に推せる一本です。
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