悲劇のカンフースター、アレクサンダー・フー・シェンと、『少林寺三十六房』『キル・ビル』のリュウ・チャーフィーが共演したカンフーコメディ！

海賊の宝を求めて...！2人の男のお宝探しカンフー炸裂！🏴‍☠️

今作に出てくる張保仔と言う海賊の手紙を探すんだけど、張保仔は中華圏でかなり有名な海賊らしく、『プロジェクトA』の海賊のボスだったサン兄ィのモデルです。
他にも『パイレーツ・オブ・カリビアン』や漫画『ワンピース』のキャラクターの元ネタ！🎞️

アレクサンダー・フー・シェンは、薄命の貴公子と呼ばれ、若くして自動車事故で命を散らした悲劇のスターです。今作では実の弟チャン・テンペンとタッグを組みます。

ジャッキー・チェンは、間違いなくアレクサンダー・フー・シェンの3枚目のキャラクターを真似しており、トランポリンを使ったアクションなど、後年のジャッキー映画の元ネタが結構ありましたね👊

監督はサモ・ハンの盟友ラウ・カーウィン！
自身もケチなジジイの役で出演してます。
『プロジェクトA2』の悪徳署長役ラム・ウェイも端役で出てきてビックリした。

ショーブラカンフーながら、とてもコミカルな展開で、ゴールデン・ハーベスト印映画の匂いが強い作品となりました。脚本が『シティーハンター』のバリー・ウォンだから、ちょっとお下品なんだと思う。笑

笑福亭鶴光もビックリ！図書館でナオンに興奮した若者たちが、下半身でテーブル持ち上げちゃうバカ過ぎるギャグには笑ったね！！😂

今作では、リュウ・チャーフィーは脇役扱いなのが残念。チャーフィーは『キル・ビル』でルーシー・リュウ扮するオーレン・イシイの手下役と、白眉道士を演じていたので、知ってる方多いはず！⚔️

映画としては、まずまずの仕上がりだったけど、様々な映画や漫画のルーツと知るとロマン炸裂な一作でした！😳

劉家榮監督作を久々に鑑賞
改めてカンフー映画の楽しさを教えてくれた作品だった


早逝の武打星である傅聲とその実弟であるチャンポンのコンビがお宝を巡って王龍威らと対決するというお話
まず本作はそもそも映画として楽しい
実の兄弟なだけあって彼らの掛け合いは抜群だし、ずーっとふざけてる彼らと真面目な僧侶であるリューチャーフィーとのギャップも面白い
図書館や骨董屋の件なんか最高で、本棚の扮装をして任務を達成しようとする敵の姿には思わず笑ってしまった(コントかよ！
因みに脚本はバリーウォン、そりゃ面白い(そして下ネタがやや多い)よなと妙に納得してしまったのだった
主演の傅聲のスター性が光る作品でもあるんだけど、演技にジャッキーっぽさを感じたりもした
元々蛇拳は傅聲で企画されてたなんて話も聞くし妙に納得してしまった


そしてやっぱり白眉はカンフー
ボリュームからして凄いんだけど、それに加えて実力者が揃っているので見応え抜群
直球勝負のカンフーを見せてくれる兄の劉家良に対して、弟の劉家榮はいい意味で捻くれている
単なる殴り合いではなく、逃げながらだったり周りのものを使って間接的に戦ったりなどただのカンフー映画では終わらせないような工夫が随所に見られる
兄との差別化の為にやったであろう事がちゃんと上手くハマっていたし、もちろん普通にカンフーも滅茶苦茶面白いので最高の完成度を誇っていた
ちゃんとラストの敵を攻略していく感じも良かったなぁ
そういう意味でもさっき書いたように傅聲にジャッキーっぽさを感じたりした


劉家榮ここにあり！と示した大傑作カンフームービー
オススメ！

フーシェンとリューチャーフィーのビックな二人の共演作。
お坊さんの格好をしたリューチャーフィーが三十六房の三徳和尚の印象がかなり強く見えてしまう。
フーシェンのお調子者みたいな役もはまっていたし、かなりコメディ要素が多く楽しみながら鑑賞できて、アクションも大満足！