消防士としての成長、友情、兄弟愛、連続放火のミステリー、役人の陰謀を大鍋に入れて塩コショウのみで炒めたみたいな、典型的な大味王道だけど古き良き80年代のアメリカ映画。カート・ラッセルて物凄いアメリカ人ぽいアメリカ人だなと子供の頃から思う。
今からすると豪華な役者陣に驚く。リムゲイル役のデ・ニーロはそんなに出てこないけど、出た瞬間のインパクトが凄し、あのダラダラ喋るドナルド・サザーランドの不気味な感じがいい。
ただ、そんな役者陣の活きどころを多く作ったためか（例:ブライアンが調査部に出向することでデ・ニーロとの絡みが生まれる等）、ストーリーには色んな要素が絡みあってて、兄弟愛のドラマにあまり感情が乗らなかった所感。あのあまりにも有名な音楽はめちゃくちゃよかったけどね。
