コロナの影響もあり、何気ないまったりした日常の幸せがすごく沁みる。
もたいまさこ演じる散歩人のマコトさん、銭湯を経営するオトメさんの赤ちゃんの2人を通して、世代もバラバラな7人の男女がゆるく交流することで成長していくお話。
何気ない会話がとても深く、疲れたり、上手くいかないこと、悩みがある時のさりげないヒントになった。
コーヒーがちょうど良く淹れられないときは、
「豆を変えるか、淹れ方を変えるか、場所を変えるか」
「あーこういうことを思ってしまったなーってシンプルに事実を受け止めればいいのよ」
「今自分は誰の為にここにいるんだろうって思えばいいのよ。
思ってしまったことより、その時どう思うかの方が真実かもしれないよ」
「自分が決めた事ならどうなったって面白いんだから。
どっちに転んだってなるようになるさ。いいから1度転んでみな。」
「人はピトピト進化していくのが面白いのよ。
流れながら見えてくることもあるしねぇ。」
「飽きたら何かを変えてみるしかないだろうな。それでも飽きたら、また戻ってみるとか。
もしかしたら別の景色に変わってるかもしれないし。」
「先のことはわからない。
ただ、今はここにいる。
それでいいんじゃない?」
忙しくしてると気付けない、大切なことにたくさん気づき、涙が流れた。
マコトさんの丁寧な暮らし、常識にとらわれない自由さ、好奇心旺盛さが魅力的!
マコトさんの家、タカコ、セツコの店のインテリアも古いものを活かして素敵だった。