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SHOCKER ショッカーのhideharuのレビュー・感想・評価

SHOCKER ショッカー(2007年製作の映画)
1.0
2020.3.9 DVDで鑑賞。

ウーヴェボルって最低監督とよく言われていますが彼のいくつかの作品を見たことありますが最低というほど悪くはないと思っていました、今日までは。
この映画は本当に酷い。ボルが製作・監督・脚本ですが、そりゃこんな酷い脚本なんて自分で製作でもしない限り映画化できないでしょう。

原題であるSeedは殺人鬼の名前ですがコイツが何故人を殺すのかサッパリ分かりません。過去にバスの事故で1人だけ生き残ったとか、訳の分からない動物の虐待を録画してたり、刑事がスクラップしている新聞記事の見出しとかも含めそれらが何を意味しているのか、それを通りて我々に何を伝えたいのか訳がわからない。
カメラワークも何やってんのってレベルの低さ。

だいたいオープニングの犬がマジで殺される酷い映像を何故使った?本編と何も関係無いですよ。

単純に殺人鬼が殺しまくる映画にすれば良かったのに回りくどく何かしらの意味を持たせようとしたのか、ボルが何を考えてるのだかは知りませんがとんでもないクソ映画を見せられてしまった。

唯一の見どころはどっかのオバさんが椅子に縛り付けられてシードに手斧の刃ではない方で何十回と頭を小突かれて血まみれ、頭蓋骨粉砕、脳みそ剥き出し、最後には原型を留めないほどボロボロになるまで小突き倒すシーンです。でもこのオバさんは誰?

本作にはジャーマンゴアのマルセルヴェルツと先日亡くなったカナダの変態(褒め言葉)ライアンニコルソンの2人が作った続編がありますがボルよりはマシだと思うのでいつか見てみたい。

あとマイケルパレ!あの「ストリート・オブ・ファイア」の美青年の面影もなくこんな駄作に出るとは。
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