このレビューはネタバレを含みます
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
『ハロウィン』シリーズ第5作目。
またしても日本では劇場未公開。
これも前作の最後からのスタートだけど、もはやホラーというより、サスペンススリラーって感じかな。
相変わらずブギーマン(ドン・シャンクス)の執拗なストーキングは続くんだけど、さすがに5作目までになるともう怖さはほとんどない(笑)
ただ、今まで恐怖のアイコンでしかなかった
ブギーマンに対して、ルーミス医師(ドナルド・プレザンス)もジェイミー(ダニエル・ハリス)も、ブギーマンを理解しようとする姿勢が出てきたのがこれまでと違うかなと思った。
また、今回は終盤以外でブギーマンの姿がはっきりわかるところが少なく、いつもより目立ってない印象だけど、代わりにジェイミーを演じたダニエル・ハリスの演技に目がいく。
あんだけ恐怖で叫びまくるのって、かなり体力使うし、喉も酷使するしで、それをやってのけるんだから大したものだなと。
ただ、彼女が拠り所にしていたのが、前作からいっしょのレイチェル(エリー・コーネル)ではなく、その友人のティナ(ウェンディ・カプラン)ってのに違和感があるかなあ。
レイチェルは序盤で殺されてしまうので、頼る人がティナしかいなくなるわけだけど、関係性として遠いだろって(笑)
そんなわけで、ストーリー的な進展はあんまりなく、安定のブギーマンの殺戮を観るだけの映画。
でも、ここまでシリーズを追ってきたなら、もう最後まで観た方がいいと思う。
ラストで出てくるあのハットの男は何者なのかだろうか。
(2023.4.11追記)