こぅ

ザ・フィクサーのこぅのレビュー・感想・評価

ザ・フィクサー(2006年製作の映画)
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レト・サリンベーニ脚本/監督、【ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア】のティル・シュヴァイガー主演による、ドイツ産【法廷サスペンス】。

with エリック・ロバーツ

fixer=事件の調停やもみ消しをして報酬を得る 黒幕 的人物。


N.Y.の大手広告代理店で成功を収めたエディ(ティル・シュヴァイガー)は、社長令嬢、ジュディ(ステファニー・フォン・フェッテン)との結婚も控え順風満帆の人生を送っていた。
ところがある日、ジュディの弟による、暴行事件が発覚し…。


・脚本
アヴァンタイトル、
森で男4人に襲われる女、、衝撃的展開に若干の違和感を残す。
この時点では、過去なのか現在なのか或いはこの先のフラッシュフォワードなのかは不明。

冒頭、
社長令嬢、ジョディと婚約して結婚を控えるエディのキャラの紹介。
大事なプレゼン当日だってのに、あろう事か朝から、、
全く誠実さがない クソ野郎 だが、仕事は出来るというのが分かる。
女子社員のアンジェリーナ(ローレン・リー・スミス)とも、、
ある日、社内でアンジェリーナに悲劇が、、
その加害者に自分の 弱み を握られ、
アンジェリーナを救うか⁈加害者(自分)を救うか⁈

法廷サスペンスに入る。
珍しく普通の弁護士役、渋イケオジ のエリロバ登場!
この中での証言で初めてアヴァンタイトルと繋がる訳だが、違和感だった理由 も判明する。

ありがちな法廷劇だけに留まらず、
アンジェリーナの 復讐劇 も並行するのが面白く、シモにはシモを! の エゲツない復讐 は中々に見どころ。

終盤は、
誰が殺ッたか⁈の法廷/真偽に、
いや、容疑者になったエディの行方は⁈に入る。

女vs女の無言の 眼 の会話、、

ジョディの優しさ&厳しさ(パーフェクトだ!)。


・総評/締め
主人公が婚約者にバレないように逃げる/振る舞うだけで引っ張られたら間延び/時間調整に飽きてしまっていただろう。

アヴァンタイトルから登場する、
【グリーンマイル】の故マイケル・クラーク・ダンカンは、出番は少ないが、どこか哀しげ/優しい瞳 をした、存在感を残す良いアクターだったと再認識する。
故マイケルファンは必見だろう。
ただ、このキャラ設定自体/必要性に疑問/賛否はありそうだ。
存在理由/正体がモヤって/浮いていて、ラストにも登場(も少し明確に)させるべきだった⤵︎

締めは、
好き嫌いは別として、
この手のサスペンスで 綺麗/清々しく、後味悪くないのは格別だ。
こぅ

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