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キャプテン・アメリカ ~レッド・スカルの野望~/キャプテン・アメリカ 帝国の野望のノッチのレビュー・感想・評価

3.0
1936年、超人兵士を生み出そうとするナチスドイツとファシスト党はイタリア人の天才少年を誘拐し、おぞましい人間改造計画を始める。 

1943年、実験を後悔しアメリカに亡命したヴァセリ博士により、対抗するための改造兵士を作り出す計画も始動。

「キャプテン・アメリカ」が誕生する。

『キャプテン・アメリカ』の生誕50年記念作品。

キャプテン・アメリカは、1941年に登場した、マーベル・コミックでは最も古いヒーローです。

その歴史は第二次世界大戦からスタートし、中断時期もあったが現代までマーベルと物語の中心にあり続けている。

一応この作品より前にも『爆走ライダー』ってタイトルつきで『キャプテン・アメリカ』は実写化されてたようだ。

けど、思わず生えた草も枯れるほど衣装がくそダサい。

それはともかく、今作の製作費は1000万ドル。

興行収入は1万ドル。

やっちまったな。

詰め込んでたりディテールが雑だったりする展開。

安っぽさ丸出しの演出効果。

特に合成は笑うしかない。

地味すぎるアクション。

おかげであんまり強く見えない。

あの円形の盾もただのでかいフリスビーだしで、もうB級テイスト炸裂。

緒戦であっけなくレッド・スカルに負け、その後50年間もアイスマン状態に。

で、偶然に復活したものの、新しい時代に付いていけないわ、昔の恋人はおばあさんになってるわ、とカルチャーショックに見舞われ良いところなし。

とはいえ、ストーリーのシュチュエーションは原作に忠実で、宿命の対決、少年の日の郷愁、悪のレッドスカルの暗い過去などもきちんと描かれています。

そう悪くはない作品ですので、アメコミのファンでしたら一見の価値はあると思います。

DVD?

Blu-ray?

あるわけねえだろ。

ちなみに、2020年1月にファン待望(?)のBlu-ray&DVDが『キャプテン・アメリカ レッド・スカルの野望』の題でリリースされる予定であったが、2019年11月に不明瞭な理由で発売中止がアナウンスされる残念な結果に終わってしまった。
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