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クローネンバーグの ファイヤーボールのTenKasSのレビュー・感想・評価

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誰が撮っても同じような映画になるであろう雇われ仕事的な題材ではあるが軽快さと裏腹にビジネスとアーティストの相剋という、フォードvsフェラーリっぽさの先取りは観るところがあるっちゃある。普通の映画が異色作なクローネンバーグらしさは完全に鳴りを潜めてるのかと思いきや、自身もレーサーだったこともあり、車の構造までちゃんと見せる撮り方は結構フェティッシュに見えた。しかし何より、女体にカーオイルを掛けるところに一番らしさが見えてて嬉しかった。
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