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聖し血の夜の消費者のレビュー・感想・評価

聖し血の夜(1974年製作の映画)
3.6
・ジャンル
クリスマスホラー/スリラー/サスペンス/ミステリー/サイコ

・あらすじ
事の発端は1950年のクリスマスイヴ
建築家の男性、ウィルフレッド・バトラーが1人でいたという自宅で焼け死ぬという奇妙な事故が発生
遺言により屋敷は孫のジェフリーへと相続されたがそれには1つの条件があった
彼がこの世を去った時の状態を維持するという物である
以来、20年に渡って手付かずの廃墟となっていたその物件はジェフリーの意向により土地ごと市の有力者達に売り渡される事に…
そして奇しくも同じイヴの日に惨劇が巻き起こる
死んだ物とされてきたウィルフレッドの娘、マリアンヌを名乗り彼らを邸宅におびき寄せる謎の人物
密かに殺害されていく関係者達
状況の不審さからやがて市長の娘、ダイアンと相続者、ジェフリーは共に謎を追い始めるが…

・感想
クリスマスホラー月間DAY-13
クリスマスを舞台としたホラーの中でもとりわけ名の知られた作品の1つ
現在はパブリック・ドメインとなっておりYouTube上で鑑賞が可能になっている
https://youtu.be/nDNgb1O5L_U?si=F7C9fjy0VmxKct6f

原題、邦題共にクリスマスを前面に出したタイトルから予想出来る内容とはかなり違い実際はあまりクリスマスと関係が無い話ではあるもののサスペンスホラーとしてはそれなりに良かった
過去の凄惨な悲劇によって一時は精神病院とされていた屋敷の主であるウィルフレッドの行く末も皮肉な物で且つ物悲しい
公開された時代を考えると最初の殺人のゴア描写も悪くない
ちゃんとバッドエンドだったのも嬉しかったポイント

現代の感覚で観てしまうと地味に感じてしまったり日本語字幕が自動翻訳丸出しで分かりづらいなど惜しかった点も無くはないけどまぁそのへんは仕方ないしご愛嬌
少なくとも数多存在するB級クリスマスホラーとは違い真面目に作られていただけでも満足
ハードルが低過ぎるかもしれないけど…w
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