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機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-のslowのレビュー・感想・評価

3.2
なんだこのアニメは!!!( ; ゜Д゜)
すさまじく"狂気"を感じるッ!(笑)
ーーーーーーーーーー
絵のタッチはシリアスなのに、
カオスでシュールな笑いに包まれた変な作品。

まるでガキんちょが書いたような
ヘタクソな文字が艦内や作戦室、街中、
いたる所で目に入る……w
どうやらこの世界ではこれが普通らしい。

本作はTVシリーズの同窓会的な位置で、
昔の仲間が再び集まる王道展開。

初見なのもありますが、
これが一体どういう話なのか、
最後までよく分からなかった……( ̄▽ ̄;)

というのも主役が実質不在なのです。
サブヒロインのクール系ロリ艦長が
代わりに主役の位置にいる感じで、
彼女らチームが変な事件を調査中に
出会った人が主役だったことで、
話の方向が「元・主役を取り戻す」にかわり,
変な敵も二つ出てきて、
たくさん人が死んでるのに
戦いすらも幼稚に描くw

たとえば、渋い顔の司令官達が
真剣に会議をしながら、
みんなでスイカ喰ってたり…ww
敵に囲まれた場合のシュミレーション予測が
「タコ殴り」と出たり…w

話は依然として見えてこないが、
シュールな笑いだけはずっとこのテンションww

話の説明はあまりされないけど、
「一見さんお断り」とかじゃなく、
居酒屋で隣の席で楽しくやってる人たちに
「よかったら一緒にのみませんか?」
と気軽に仲間に誘ってくれるような
あたたかな空気感があって
だからか、話は理解できずとも
最後まで楽しむことはできた♪

何より、この作品は
様々なロボアニメの世界を
旅してるような感覚にさせた。

エヴァンゲリヲンやガンダムなどの
既視感あるロボアニメの作風を
本作の一定したゆる~いギャグが
破壊してて……(笑)
ロボアニメのパロディのようだった…w

初めから爆走したノリで
着陸することもせず、
まだまだ続きそうな空気で終わったのは
新参者にはポカーンでしたが、
ファンにはこれでよかったと思う。

やっぱり「さよなら…」で終わるより、
「またいつかどこかで♪」のほうが断然いい。
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