Azuという名のブシェミ夫人

インクハート/魔法の声のAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

インクハート/魔法の声(2008年製作の映画)
3.2
『魔法舌』・・・この特殊能力を持った者は、本を朗読することでその世界の登場人物や物を現実世界に呼び寄せることが出来る。
そんな能力を持った本の修理人モーティマ、そしてその娘メギーはある一冊の本『インクハート』をめぐった因縁の騒動に巻き込まれていく。

大人ならではの嫌な出来事があったり、腐った気持ちを消化できない時の心浄化大作戦(?)の為に、頭カラッポにして見れるお気楽ファンタジーを家に常備しています。
その中の1本がコチラ。
言い方は悪いけど、『子供だまし』な作品であることに癒されるのです。
(褒めているつもりです)

子供の頃から映画も本も大好きな私には、『魔法舌』は夢のような能力。
きっと子供の頃にこの映画を観ていたら、もしかしたら自分も魔法舌かもしれないとか妄想して、一人でこっそり朗読してみたりしたでしょう。
なんで、もう少し思い切って子供寄りにしても良いのかなって思う部分はあります。
せっかく楽しい設定なんだから、もっとファンタジーに。
大人にとっての“子供だまし”であって、子供からするとちょっと中途半端かも。
もったいない。
まぁ、そのB級感が私を癒すのですけど。

でもね、何が一番の癒しかってね。
ほこり指(キャラクター名)ですよ。
ポール・ベタニーですよ。
まずほこり指のビジュアルがカッコイイんですけども。
そこにね、フェレットを組み合わせちゃうっていうね。
肩に載せちゃうっていうね。
むんずと鷲掴みしちゃうっていうね。
最高の荒業ですよ。
ほこり指にポール・ベタニーをキャスティングした人をホントに表彰したいです!!!!!
もちろん演技も大好きですし!!
奥さん役で、実際のベタニーの奥様ジェニファー・コネリーもカメオ出演ってのもね、ファンとしては嬉しいです。
ありがとうございます♪

大事なことなのでもう一度言いますが、フェレットを肩載せするベタニーです♡♡
最終的に言いたいことはそれだけです。

ちょっと変な方向に行きましたが、ブレンダン・フレイザー、ヘレン・ミレン、ジム・ブロードベントもナイスキャラクター。(急激に雑)