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永遠の僕たちのShokoのレビュー・感想・評価

永遠の僕たち(2011年製作の映画)
3.3
〖永遠の僕たち〗(映画/アメリカ/2010)



『事故で両親を失い、自らも臨死を体験した少年イーノック。以来、特攻隊員ヒロシの霊だけが話し相手となっていた。他人の葬儀に紛れ込む日々を送っていた彼はある日、参列していた余命3カ月の少女アナベルと出会って急接近。傍らではヒロシがそっと見守り…』

U-NEXTでなんかないかなって漁ってたらたまたま出てきてこのあらすじで気になって観てみた。91分のさくっと難病恋愛映画。

別に難病恋愛ものが好きなわけではないのに定期的に観てるな。
しかも大体文句言いながら大爆泣きするので今回も構えてたけど今回は特に泣きはしなかった。
なんか設定が独特だからかも。
ていっても他人の葬式に顔出してるところで知り合うとか、ファイトクラブだっけ?ガン患者の会に紛れ込むみたいな、あれみたいなだなーと思った。
そこになぜか日本兵の幽霊っていうイマジナリーフレンド的なものも現れ、アナベルは余命3ヶ月でたまにいきなりぶっ倒れたりするけど、概ね元気でふたりでロマンチックなデートをしたり、ハロウィンの夜に森の中の小屋で夜を過ごしたり、あんまり病院にはいないしそんなに悲壮感とかはなくて、最後の方で「もうそろそろかも」みたいなこと言って、そこら辺はちょっと悲しかったけどヒロシがアナベルについていくよって言ってなんか大丈夫になった。それでアナベルのお葬式でイーノックが思い出を語りたいっていうから今度こそ泣けるかもと思って構えてたらイーノックが脳内で思い出再生してニヤニヤして終わった…
別に泣かせたくてこの映画を作ったんじゃないんだろうな。
なんかずっと美しくて、そこはとてもよかった。
その美しさの一端を担うのが、主演のイーノック役のヘンリーホッパーなんだけど、デニスホッパーの息子らしいんだけどあんまりデニスホッパーのこと知らないけどとんでもない美青年だった!最初のシーンがお葬式に紛れ込むところだから喪服ってか黒いスーツでそれもさらに良さを引き立ててた。てか調べたら映画これしか出てないのか?なんで?めちゃくちゃもったいなくない?アナベルが死ぬかもってところで流した涙がぼたって落ちるところの美しさとかすごかったのに。壁画にして次の世紀に残すべき。トンデモ掘り出し物人間を見つけてしまった。
あとアナベルのミアワシコウスカってこんなに美少女だったけ?!っていってもこの時が20歳ぐらいなのかな?めーちゃかわいくてベリーショート似合うし、とにかく美男美女でそれもすごいよかった。衣装もすごい良くてデートのたびにいちいちおしゃれでかわいいの。
あとヒロシが加瀬亮だった。
なんていうか色々とセンス!ってかんじだった。

(55/おうち映画37)
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