filmarks の評価は低いけれど、個人的にはとても好き。邦題も悪いんだろうけどw。
2組の友人夫婦間での不倫を通して、単純に男女差だけでなく、それぞれの捉え方を明らかにして行く。
キャストの良さが特に際立つ。
マーク・ラファロ、ローラ・ダーン、ナオミ・ワッツ、ピーター・クラウス(この人だけ未知)。
みんな繊細に感情の動きを表現していて、本当に素晴らしい。
わかりやすく、ローラ・ダーンの起伏激しい演技が凄かった。最近は、落ち着いた母親役なども増えてきて、こんな役も少なくなったけど、ラファロとの激しい喧嘩シーンは素直でいて裏切られた攻撃性と寂しさと入り混じった演技が完璧。
ラファロは冷めた男の感情を自然に表現。何故かラファロが浮気してても全然悪い気がしなかった。昔、浮気してる友人が付き合ってる相手のことを「あいつもすれば良いのに」って言ってたのも思い出したけど。そいつも言ってた「(浮気相手を)好きになっちゃったから」って変な正当化も、側からすれば許せないんだけど、渦中にいれば正しさは歪む。
いやはや、脚本も素晴らしい。
因みに原作も「イン・ザ・ベッドルーム」のアンドレ・デビュースという人だそうで、じわじわくる心理描写がありそうで、この作家さんに興味出た。
