往年の美人女優ウォーレン夫人が若い頃の美貌を取り戻すべく、友人で若返り薬の研究をしているアシトン博士に無理を言って未完成の薬を投与してもらうが、その副作用がとんでもなかったお話。
「永遠に美しく…」を彷彿とさせます。
予告編はこちら👇
https://youtu.be/rZyT5cAkE-M
○研究室的な場所に、実験用動物が入ったケージが沢山あります。No.5254がケージを突き破って逃げ出してると助手が博士に報告。まるでバイオry
ケージの裏でNo.5254は見つかりますが、グチャドロで脳の無い異形の死体になってました。造形がキモくて良く出来てます。
この施設で博士は若返り薬の研究をしているのですが、そのパトロンがウォーレン夫人。
○夫人はブロンドのゴージャス美熟女。還暦は過ぎてるように見えますが十分綺麗。真っ白なカーテン、真っ白なベッドに真っ白なシーツ。ブロンドがよく映えます。羽がいっぱいついたフワフワしたショールみたいなのも首に巻いてます。モンローみたい。忠実な執事ウィルヘルムと暮らしています。
○夫人に呼ばれて屋敷へやって来た博士。もう3年も資金援助しているのに成果が出ないことを責められます。まだ安全性も確認出来てないのに人体に投与は出来ないと説明しますが、夫人は「うちは若い頃めっちゃ綺麗やったのに！見てよ、もうBBAになってしもたやん！(;≧ω≦)ﾉｼ 薬の副作用？安全性？そんなん待ってたら死んでまうわ！今すぐ手術してくれへんかったら…金出すの止めるからな！」と聞く耳持たず。
○夫人の屋敷の暖炉前には「白熊の開き」の敷物が！いかにもお金持ちな雰囲気が出ますね。
○接続セラムという死んだ人間の脳から取り出した成分が若返り薬の秘密らしく、セラムが不足すると再生作用が逆行して急激な老化を招く…というこれから起こる惨劇の説明してくれます。サンキュー博士。
○強引に手術を受け、見事若返ったウォーレン夫人。還暦過ぎからアラフォーぐらいになりました。浮かれているのも束の間、すぐにラットにも夫人にも副作用が現れます。夫人の顔や体はローション塗れみたいにヌラヌラして髪の毛は総白髪、皮膚の内側からボコボコ動いてめっちゃキモい老婆に！:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):
○しかしご安心下さい、今なら人間の脳から少ししか取れない貴重な成分、この「セラム」を大量摂取するだけで若さと美貌が元通りに！今なら新鮮な脳みそ12個お付けしてなんと2万ドル！これで若い男とのワンナイトアフェアも安心してお楽しみ頂けます！ 的な感じになってきます。
○夫人も「私くらい美人で情熱的なエエ女が土曜の夜独り寝とかww無いわーww」と図に乗って、博士の「合成セラムが出来るまで男を連れ込むのは止めとけ」という忠告も華麗にスルー。
○夫人は「まだ合成セラム完成しないの？」と急かし、博士は「時間が必要なんだ！金では買えない！」と返します。結論出てるやん、若さは金では買われへんのやで("･ω･ﾞ)ﾖﾎﾞｰﾝ
○夫人は懲りずにクラブへ男を引っ掛けに行きます。なぜかここで「Poison Dollys」という80年代に活動した実在ガールズバンドがステージで演奏してます。ギター🎸のジーナ・スタイルはその後似たようなガールズバンド「Vixen」に少しだけ加入してたようです。
○男とイイ雰囲気で踊るも案の定激しい副作用でヌラヌラの「メデューサとマーズアタックの火星人を混ぜた」ような化け物に。慌てて博士に電話しセラムを早よ持って来いと言います。しかし待ち切れず若い女性や研究所の警備員を殺して自力で脳みそをゲット。大量のセラム確保。
○人を2人も殺してるんだから外出禁止だ、合成セラムが完成するまで待てと言う博士に「説教すんな！私には分からんし専門家は博士やろ！私は実験台になったんやで、全部博士の責任やからな！」とダイナミック責任転嫁する夫人。
○今まで協力してくれてた助手の可愛いメガネっ娘まで手にかけ脳みそうめぇwwする夫人。もう耐えられんから殺してくれと博士に懇願、失敗作の試薬を注射する寸前、止めに入った夫人の執事に誤って打ってしまい執事は泡噴いて昏倒。合成セラムが完成してたので夫人に打ちますが効果は一瞬で消え、醜い姿のままグチャドロに溶けて無事死亡。なんと執事の方が若返り成功するという驚きの展開に。愛するご主人様の仇とばかりに執事に刺されますが「自分の研究は君で完成された」と満足げに死んで行く博士。
夫人がワガママで自己中で無責任でムカつくetc などと、他の方のレビューではかなりの嫌われっぷりですが、自分は己の欲望に素直な無邪気な子供みたいで憎めない人だなと感じました。そういうところに惹かれて博士と執事は最後まで彼女の為に尽くしたのかも知れません。
思ったより特殊メイクがよく出来てたし面白かった！ヾ(*ΦωΦ)ﾉ
