本作を楽しむには、ジョニー・キャッシュの『ウォーク・ザ・ライン』の鑑賞は必須でしょう。
だったら、観ていない人がこれを鑑賞したらどうなるの??
きっと、レコードショップで”デューイ・コックス”の音楽を探している筈です(笑)
それ程ライブパフォーマンスが素晴らしかった。歌も上手いのなんの。
流石は『シカゴ』でアカデミー賞最優秀助演男優賞を獲得したジョン・C・ライリーです。
本当にデューイ・コックスが存在しているのなら良いのですが、これはパロディ作品・・・そんな作品に何をこんな力を入れているのでしょうか・・・
しかもラストシーンに何故か感動したりして。大丈夫か!?俺。
内容としては、架空のロックシンガー、デューイ・コックスの成功と墜落を描いた、いわゆるストーリが『ウォーク・ザ・ライン』そのまんま。
但しコメディの為、描写が100倍オーバーです(笑)
それにしても監督は『ウォーク・ザ・ライン』をよく研究していると言うか・・・
きっとジョニー・キャッシュを愛しているんでしょうね。
特に洗面台のシーンは爆笑。このしつこさにジワる。
なお、エンドクレジットも見逃さないで欲しい。
「エッ」って思いますから(笑)
映像特典も満載。
かなり満足度の高い逸品です。