エイデン

大怪獣モノのエイデンのレビュー・感想・評価

大怪獣モノ(2016年製作の映画)
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自然のバランスが崩れ、頻発する災害に見舞われる日本
そんな中、明神岳の麓にある心霊スポット“もののけ峠”で、撮影をしていたネット配信者の若者達が行方不明となってしまう
一方、万能細胞“セタップ細胞”を発見したと主張しながらもバッシングを受けて世間から消えた西郷博士の娘 美和は助手の新田を連れて明神岳を訪れ、未知の鉱物の塊を発見する
今や見る影もなく、魔法少女女装コスプレにハマってしまった西郷博士と共に研究した結果、鉱物を“セタップ細胞”と混合させることで細胞の活性効果が得られることが判明し、それを“セタップX”と名付けるのだった
その頃 明神岳が突然噴火し、地底から巨大な怪獣が現れる
官邸では総理相談役の泉が、それを明神岳に伝わる伝説の怪獣“モノ”であることを突き止め、対策として友人の西郷博士に助力を求めるようアドバイスを行う
渋々引き受けた西郷博士は、セタップXを注射することで人間が巨大化し、モノを倒す計画を立てる
既に都市部へと迫るモノを前に、被験体に選ばれた新田は、半ば無理矢理セタップXを注射されて本当に巨大化
こうして筋骨隆々の巨人となった新田と大怪獣モノの戦いの火蓋が切って落とされる

河崎実監督のコメディ映画
相変わらずの脱力系なので、酒を用意するかアホになってから観よう

ガリガリのインドア系青年が、巨大な飯伏幸太に変身して怪獣と戦うという出オチ感の酷い設定を、いつも通りのパロディでトッピングした色々とアレな作品
怪獣にフェニックス・スプラッシュ決めるシーンとか、カタギの人間が一生かかっても観られないシーンが多々あるのは良かった

パロディの一環か、特撮ファンならビビるキャスティングもされているので、そこも注目しよう

目が回るようなアホすぎる展開がヤバいので、IQの高い人間は死ぬかもしれないけど、やりたいことをやっている感は素晴らしいので、アホになりたい人は観ましょう
作中唯一のセクシーなシーンが飯伏幸太のシャワーシーンだった辺り製作陣の拘りはビシビシ感じました
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