最先端の医療と小さな犠牲

先日、新星堂でDVDを観ていると本作に目が止まった。どうやらレンタルも無さそうなので買って観ることに。

患者を冷凍保存させることにより、病気の抑制と延命が可能だという”冷凍療法”。その研究をするメイソン博士だったが、まだ実験段階で実用化にはたどり着けずにいた。そこで、10年前に失踪した同じ研究をするクラバール博士の資料が残されていないかと、隠遁していたとされる島へと向かう…(DVDパッケージより抜粋)

フランケンシュタインの怪物役でお馴染み、ボリス・カーロフがクラバール博士役で出演している。ストーリーはあらすじの通り冷凍療法についての話で、多くの人の命を救う医療のためなら小さな犠牲が出ても良いのかというところがミソ。ラストは時代もあってかも知れないが嫌な終わり方ではない。時間的にも73分と観やすい長さなので暇なときには是非。

フランケンシュタイン役で知られるボリス・カーロフがマッドサイエンティストを演じる恐怖映画。

タイトルのイメージだと冷凍人間が暴れ出しそうな感じですがそんな事はなく、自身の実験で10年凍っていた博士が救出され再び実験の為に他の人間を犠牲にしようとするストーリーでスープに毒を入れたりするのですが思ったより理性を保っており、博士に対し否定的でもあった主人公達も最後には実験を評価しなんか良い話で終わる所が今観ると新鮮というか不思議（笑）。印象的なシーンはそこまで無いものの、大きめの冷凍室は時代を考えれば良く出来てるかもしれません。

ウェス・クレイヴン監督「ザ・チルド 甦る冷凍人間」はこの作品に多少影響を受けているのでしょうか。

1940年　アメリカ🇺🇸

ボリス・カーロフがのマッド・サイエンティストを演じるSホラー

「冷凍療法」を研究していた博士が10年間行方不明、彼の研究施設を訪れた男女が見つけたモノは…

「冷凍療法」の施設がまんま氷で覆われた大きな冷蔵庫なんですけど💦
80年前の映画なので安いセットはご愛嬌😅
ただ、その氷を砕くシーンは本物の“氷”じゃなくてもよかったのでは⁈

などと思いつつも話の進行自体は面白くて、どう考えても絶対不可能な治療なのに見入ってしまいました

今の時代ならではの“お約束”エンディングも👍