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ジョン・カーペンターの 要塞警察のmareのレビュー・感想・評価

4.5
いやーもうこれクソ面白いの一言に尽きる。あらゆる犯罪が横行する小さな町でストリートギャングに娘を殺された男が一人に復讐を果たすもギャングの集団に追われまくって、移転前の警官ガラガラの署に逃げ込み半ば巻き添えの形で彼らも包囲されサバイバルが始まる。ナイトオブザリビングデッドとかわらの犬とか包囲系映画はどれも傑作が多いイメージ。そしてこのカーペンターの2作目もこれどうすんねん!って普通なら跪くレベルの危機がいくつも起きて最小限の武装で立ち向かうが、膨大な敵を相手に無謀にしか見えず目が離せない。数と消音銃という2つのシンプルな要素でギャング集団をここまで脅威の存在に映し出すのは天晴としか言いようがない。消音銃といったらノーカントリーのハビエルバルデム1人だけでも怖かったのに。この危機的状況に本来相容れない警官と囚人が共闘するのも胸熱だし、色男の囚人と署の女性事務員がちょっとイイ感じになってるのも良い意味で突っ込みたくなるし、観ていてどんどん興奮が増幅していくような最高の映画。
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