トウモロコシ畑が果てしなく広がる田舎町へやって来た2人の男女。
トウモロコシと子供しかいない町の異様な雰囲気に気付くが時すでに遅し、邪教に犯された子供たちが2人を襲い...。
スティーブン・キング原作の小説を、フリッツ・キアシュ監督が映画化したホラー。
原作:スティーヴン・キング『とうもろこし畑の子供たち』。
B級は間違いないですがなかなか面白いです。
キング原作ですので、いつものアレっぽいアレがラスボスに決まっているのでまあアレなのですが、男が女のことを本気で助けたさそうじゃなかったり、ラストシーンでは、トランクに遺体が入っているのをみんながすっかり忘れているっぽかったりする感じが、ユルくて楽しかったです。
とはいえ、エポック的には若き日のリンダ・ハミルトン(ターミネーターのサラ役)が出てる位か?
ストーリーは、大人が全て子供に殺された町に着いた夫婦2人が体験する恐怖。
邪悪な宗教に汚染された子供達との対決といったところでしょうか。
とにかく、教祖の子役が薄気味悪いです。
だみ声もルックスもとにかく気味悪い。
”子供が大人を襲う”って内容は『ザ・チャイルド』と一緒だけど、評価的にはどっこいかな。
前半の不気味な雰囲気は凄くいいんだけど、邪教の正体が分かってからの後半とクライマックスがグダグダで残念。
でも映画開始5分で大殺戮が起こる導入部は最高に好き。
偏見も交じるが、田舎の狂信と子供の無垢さは怖いとしみじみ。
アメリカの田舎ホラー&邪悪な子供好きにはお勧め。
コーン畑はアメリカの心。