"原発"や"核弾頭貯蔵庫"など…
あらゆる地球のエネルギーを
すべて吸い尽くす鉄の悪魔!!
その名はー"クロノス"ー‼
空から来た"謎の来客"は、
すぐに人間を乗っ取り,
何やら目的を持って動き出す所から
物語は始まる…
研究所の博士に乗り替えると、
同時に"物体"が海面に落下…!!
それはみるみるうちに
目玉焼きが膨らむかのごとく巨大化!w
それは新聞でこう取り上げられた…
ーー"「海獣あらわる!?」"ーー
興味深いのが〈現代〉と〈当時〉の人の
UFOに対する"認識のギャップ"である。
落下する物体を「小惑星」と言うのだが,
私達からするとどー見ても「UFO」だw
一部の人がまだ"円盤"と呼ぶくらいで…
謎の生命体に乗っ取られた人の事も、
「宇宙人」とは呼ばず,"悪魔"と呼んでる。
その悪魔が念じて操るのが、
"海獣"こと,「クロノス」と呼ばれる
鉄の塊なのだが、私にはどう見ても
えんぴつ削りにしか見えなかった…( ̄ー ̄)
驚いたのはそれが歩くシーン!w
三本足が左右とも上下に動きだし、
「モキュッ…♪モキュ…♪モキュ…♪」と,
赤ちゃんの靴みたいに地面を踏み鳴らし,
街を破壊しながら,逃げ惑う人びとを
踏み潰して進む先には…!
〈原発〉と,〈核弾頭貯蔵庫〉!
何でも吸収するので最強!
と思われたのだが…ある科学者が
奇策を思い付く…
"エネルギーを狙う目的"は説明はあるけど、
それもあまり定かじゃない…。
それは取り憑かれた人の解釈で、
"謎の来客"本人は何も語っていないからだ…。
来客はもしかすると,負の遺産である
核と原発を無くすために、
「未来からやって来た使者」だったのかもしれない…。
悪魔と呼ぶには必死そうな顔で、
敵意は微塵も感じられなかった…
それよりラストの人間に怒りを感じる!
「また来るんじゃ…?」
「それまで準備しておけばいいさ♪」
…人類の危機感を全く感じない
アメリカ人の余裕っぷりに呆れてくる( ノД`)…
きっと続編があったら、
あれが数百個送られてきて,
さすがのアメリカ人もコーヒーどころじゃ
なくなってるだろうなぁ。。。(  ̄▽ ̄)
私にはこれはモンスター映画ではなく、
むしろ人類の過ちを正しに来たエイリアンを
やっつけてしまう愚かな人間を描いた
皮肉な映画だな,と感じました(* ̄∇ ̄)ノ。。。