クロノスの作品情報・感想・評価

「クロノス」に投稿された感想・評価

深緑

深緑の感想・評価

3.2
エネルギー不足に悩む宇宙人が地球に巨大蓄電ロボを投入。
好き放題にエネルギーを吸い取るロボの暴走を食い止めようっていう流れ。

サイエンス色がかなり強い。

なので、生粋のSF好きには結構堪らないものがあるかも。

こちとら偏差値28なので、順調に理解できなかった。

字幕消えるのがやたらと早くて途中からそれを面白がってた部分がややある。
ロボットたるもの、デザインは
“スタイリッシュ”であるより
“武骨”であれ!派な私ですが、
コレはどちらかと言うと、逆に
“スタイリッシュ”の究極形に近い
のでは?と思います。☆

『ウルトラセブン』のクレージーゴン
同様、地球のエネルギーを
狙って来た、宇宙からの略奪ロボ。

なんと、原爆の核攻撃をも吸収!
さあ、どうする!?
これはもう、バルンガみたいに
〇〇へ行ってもらうしかない
所だが…!


…まぁ何というか、アメリカ人の
呑気な(?)気質を悉く浮き彫りに
した作品と言えますな。

まず、科学者である主人公と
その恋人の、非常事態に対する
認識の著しい欠如。☆

調査と称し、さも当然の如く
海岸デートに移行、水着で
抱き合いブッチュッチュ♪

エレベーターで二人になるや
イチャイチャ♪と、隙あらば
ラブラブしようとする節操の無い
エリートバカップル。

また、いつ動き出すとも判らない
クロノスの屋上にヘリで着地して
降り立つとか。バカなの?
案の定言わんこっちゃない、
動き出してから大慌てで離陸!
間に合うかい、んなモン(笑)

さらには、最後の作戦決行時。
避難が完了してんだかどうだか
判らない都会のど真ん中で、
核やら何やら諸々のエネルギーを
目一杯に貯め込んだロボットの
破壊を試みるのだ。

しかもそれを双眼鏡で観てるの。
…双眼鏡で観てるって事は、
目視できるほどの近距離に
居るって事よな…?
命知らずも大概にしておきたい
ものだ。(笑)

そしてラスト。一件落着した途端
もうエッチな事しか考えてないのが
丸分かりのエリートバカップル。

…いや、おそらく次の襲来は、
こんなモンじゃ済まないよ?
戦慄を覚えたりしないかい!?
しないんだろうな…。☆


主人公と共に事件の解明に
当たるオタク博士の相棒、
巨大コンピューター“スージー”
が、やはり素晴らしい。

あと、ドア開錠時、リーダーに
タッチさせていたカードキーの
形状が、現在のスマホそのもの
だった。


低予算映画なので、どこぞから
ギッて来た素材映像を多用して
スケールUPを図っております。
『アウターリミッツ』や『ウルトラQ』
が好きな方、如何ですか?

このレビューはネタバレを含みます

蝿男の恐怖で有名な
カート・ニューマン監督の
SF作品。

宇宙から謎の飛行物体が
地球へやって来て
その物体から出た謎の光が
人から人へと乗り移り、
物体は核ミサイルの攻撃でも
ビクともせず海底へ落下し
突如陸上へ現れて四角い箱の様な姿
〈クロノス〉となり
謎の光に導かれるかの様に
各地の発電所等を襲う…というお話。


後の数多の作品に影響を与えているとみられる様なシーンが多く、ウルトラQやアウターリミッツの様なSF特撮映画の様な作風が魅力的な本作。
謎の飛行物体や光が次々に変貌を遂げる
様子はなかなか緊張感があり、お話も
余計な横道は少なく
淡々と進むためかなり観やすく引き込まれます。
音楽もお化け屋敷のヒュ〜という様な感じでレトロなミステリアスさが楽しめます。

謎の物体 クロノスのロボットとも
怪獣とも言えない独特なデザインは
無機質かつ不気味で雰囲気が素晴らしいです。(T2ファージの様)
意外にもこの見た目で脚をヒョコヒョコさせて歩く姿や機械的で奇怪なピッポ〜という電子音はどこかまぬけで愛らしさも感じさせます。


謎の光が自分の星の資源が無くなったため
地球へ資源を奪いにきたという点が
ウルトラセブンのクレージーゴンを思い出させました。(何となく雰囲気は似ているかも?)


核ミサイルでも大丈夫だったクロノスが
エネルギーを逆流させる事で
割とあっさり倒されてしまうのも
驚きましたがそれなりに楽しめました。

SF特撮映画黎明期の佳作と言えると思います。
NESS

NESSの感想・評価

3.4
「ハエ男の恐怖」のカート・ニューマン監督作品、1957年のSFムービー。

「嘘でしょ?!」と言いたくなるぐらいちゃっちい巨大ロボット。なんだかサイボーグ'009っぽい。悪くないんですがいま観ると気疲れするところがあり。この年代周辺の映画は理屈っぽいところがつよく、ユーモアのあるシーンもないのですこし疲れます。
購入したDVDで観賞。
宇宙より飛来した巨大ロボットを描くプロップ特撮作品。海外サイト(The 10 Greatest Giant Monster Movies of All Time)では世界の怪獣映画第四位にランクインしている。
1957年の作品ですから、昭和32年ですか。ウルトラマンや鉄人28号より先輩です。当時、既に巨大ロボットによる侵略と言う発想があった事に驚きです。

丸と四角を組み合わせただけのシンプルなデザインは、芸術的ですらあります。それがキュッキュキュッキュ言わしながら動く姿は、可愛くもあり、神秘的でもあります。クロノスとは、このロボットの名前です。

このロボット・クロノスは、エネルギー不足に悩む宇宙人が送り込んだ、エネルギー吸収体で、核爆弾貯蔵庫など、多量のエネルギーを保有する施設ばかり狙ってきます。

そこで当然ながら対策が練られる訳なんですが、導き出した結論が、「ちょっと待て、本当にそれでいいのか?」と突っ込みたくなる物。しかもそれが成功するんだから、予定調和のレベルの話ですらなく、ご都合主義に近いですね。

まぁ61年も前の作品に、そんな事言うのは野暮ですね。( 〃▽〃)

基本は面白いので、機会があれば観る価値ありです。
slow

slowの感想・評価

2.5
"原発"や"核弾頭貯蔵庫"など…
あらゆる地球のエネルギーを
すべて吸い尽くす鉄の悪魔!!

その名はー"クロノス"ー‼

空から来た"謎の来客"は、
すぐに人間を乗っ取り,
何やら目的を持って動き出す所から
物語は始まる…

研究所の博士に乗り替えると、
同時に"物体"が海面に落下…!!
それはみるみるうちに
目玉焼きが膨らむかのごとく巨大化!w
それは新聞でこう取り上げられた…

ーー"「海獣あらわる!?」"ーー

興味深いのが〈現代〉と〈当時〉の人の
UFOに対する"認識のギャップ"である。

落下する物体を「小惑星」と言うのだが,
私達からするとどー見ても「UFO」だw
一部の人がまだ"円盤"と呼ぶくらいで…
謎の生命体に乗っ取られた人の事も、
「宇宙人」とは呼ばず,"悪魔"と呼んでる。

その悪魔が念じて操るのが、
"海獣"こと,「クロノス」と呼ばれる
鉄の塊なのだが、私にはどう見ても
えんぴつ削りにしか見えなかった…( ̄ー ̄)

驚いたのはそれが歩くシーン!w
三本足が左右とも上下に動きだし、
「モキュッ…♪モキュ…♪モキュ…♪」と,
赤ちゃんの靴みたいに地面を踏み鳴らし,
街を破壊しながら,逃げ惑う人びとを
踏み潰して進む先には…!

〈原発〉と,〈核弾頭貯蔵庫〉!

何でも吸収するので最強!
と思われたのだが…ある科学者が
奇策を思い付く…

"エネルギーを狙う目的"は説明はあるけど、
それもあまり定かじゃない…。
それは取り憑かれた人の解釈で、
"謎の来客"本人は何も語っていないからだ…。
来客はもしかすると,負の遺産である
核と原発を無くすために、
「未来からやって来た使者」だったのかもしれない…。

悪魔と呼ぶには必死そうな顔で、
敵意は微塵も感じられなかった…
それよりラストの人間に怒りを感じる!
「また来るんじゃ…?」
「それまで準備しておけばいいさ♪」
…人類の危機感を全く感じない
アメリカ人の余裕っぷりに呆れてくる( ノД`)…

きっと続編があったら、
あれが数百個送られてきて,
さすがのアメリカ人もコーヒーどころじゃ
なくなってるだろうなぁ。。。(  ̄▽ ̄)

私にはこれはモンスター映画ではなく、
むしろ人類の過ちを正しに来たエイリアンを
やっつけてしまう愚かな人間を描いた
皮肉な映画だな,と感じました(* ̄∇ ̄)ノ。。。
OASIS

OASISの感想・評価

2.6

このレビューはネタバレを含みます

宇宙からやって来た未知の物体クロノスと戦いを繰り広げる科学者を描いたSF映画。監督は「ハエ男の恐怖」等のカート・ニューマン。

メキシコ沿岸の太平洋に落下したクロノスと名付けられた謎のアストロイドを調査する科学者の裏で、クロノスを操るロボットが人間が持つ技術を狙う。
科学者の恋人同士がいちゃつく場面やビーチでの語らう場面など間延びする部分はあるが「人知の理解を超えた何かがある」と目を輝かせて語る博士の眼差しの眩しさはロマンを感じさせる。
例えそれが善悪の判断も怪しい謎に満ち満ちていたとしても。

地球外からやって来たロボットの目的は、自惑星で尽きてしまったエネルギーを外宇宙にある星から補充する為であり、クロノスはその蓄積装置の役目を果たしていた。
破壊しようとした核爆弾のエネルギーを吸収し、巨大化してしまったクロノスが街を蹂躙し破壊していく様はさながら怪獣映画のよう。
逃げ惑う人々を尻目に電気エネルギーなどを奪いながら更にその存在を人間の技術の及ばない脅威的なものに変えていく。
核融合爆弾ですらもドラゴンボールのセルのようにその身に吸収してしまい、もうこれはダメかもわからんねと諦めるしかない場面になって新聞の紙面に踊る「失敗!」という軽い文面が状況の深刻さに合わなくて笑ってしまった。

映画の冒頭に登場した、ちょっとお間抜けさんなスーパーコンピュータのスージーが思わぬ活躍を見せる後半の展開が良く出来ている。
オメガ粒子がどうだとか、自己分解がどうとか理論的なものは理解しかねるが、要するにかがくのちからってすげー!という事で納得する。
宇宙人はエネルギーを物質に変える技術を持っていて、反対に地球人は物質をエネルギーに変える技術を持っているという事は、双方が協力的であれば更なる技術の進化が望めそうではあるが、宇宙人側にはそんな気はさらさら無かったようだ。

そんな相容れないもの同士の科学では解決出来ない問題を描こうとしているには余韻がやけにアッサリしているような気もするが。
「問題は片付いたし、さっ、映画でも観に行こっと。」というようなあまりにもスッキリし過ぎている所がかえって何だかなぁと物足りなく感じてしまうのだった。
ワン

ワンの感想・評価

3.0
2016/03/19
宇宙から飛来した円盤はメキシコ近海に落下し、中から巨大なロボットが現れた。"クロノス"と名付けられたロボットは地球のあらゆるエネルギーを吸収し、原発、核爆弾貯蔵庫などを襲い始める…


史上初めて巨大ロボットが登場する映画。日本初はこの数ヶ月後の『地球防衛軍』らしい。

ロボットの外見はダンボールを2つ重ねた程度だが、かえってこの方が不気味に感じた。シリンダーみたいなのを上下させて一応、歩くことができるが、とても歩けるとは思えない。

エネルギー吸収型のロボットで原発や核爆弾貯蔵庫などが襲われますが、主人公たちは核エネルギーを吸収したロボットが爆発しても、デートの約束をしたりと緊張感はまるでなく呑気なものだった。